スト良し!声良し!一途なラブが良し!の「良し×3」尽くしの良作といったらコレ!!★BLCD「SEXY EFFECT 96 」(全) [BLCD]

スト良し!声良し!一途なラブが良し!の「良し×3」尽くしの良作といったらコレ!!★
BLCD「SEXY EFFECT 96 」(全)

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総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★★☆
H濃度 :★☆☆☆☆
声優萌え度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★☆

原作:真山ジュン
出演:小西克幸×森川智之

内容紹介:
年下・男前なゴリラ似の所轄デカ×年上・エリート・クールービューティー検事のカプ。
男惚れされるタイプの刑事「桐埜」がベタ惚れした相手は、なんと、キャリア組みのエリート・クールビューティー検事の「洲田」だった。洲田に対する想いを日に日に募らせる桐埜警部補だったが、猟奇事件の被害者となって襲われた洲田を、一途に愛し、守り抜こうとする桐埜。彼の想いは、果たして、洲田に届くのか……
その他、シリーズ2弾、3弾まである、長編。回が進むごとに、聞く方は、幸せな気持ちになれること、保障いたします。

感想:
「SEXY EFFECT 96」なんて、いかにも カル~い色モノ系を連想させるタイトルとは、およそ釣り合わないような、中身の楽しめる、すばらしくGOODな作品です!

もともと、コミックが原作の本作。わたくしは例によって、原作未読でありますが、結構イラストが、アクの強い感じですので、(新田作品と同じように)原作を手に取るとなると、ヴィジュアル的な理由で、好き嫌いが別れる作品といえるかもしれません。
が……。
BLCDとしては、大、大、大のオススメです[黒ハート]
スト良し!声良し!一途なラブが良し!の良し良し尽くし!

過去に聞いた時も、「秘密のMY・BL感想日記」帳(!?)に、★★★★☆をつけていた わたくし。しかし、こうして、今、改めて聞いてみても、やはり、★★★★☆という評価は、依然としてかわりませんねぇ~。
リピに耐えられる良作に仕上がっていると思います。

じゃぁ、良い、良いって、いったい、何がそんなにイイわけ?と、突っ込みたくなった、貴方。
それを今から、じっくりとご説明いたしますので、最後まで、お付き合いくださいね!


そこで、題して。
独断と偏愛でお届けする、「SEXY EFFECT 96――腐国ノ狂王が、イイと思った3つのワケ」 


その①
まず、ストーリーがしっかりしている。
刑事もの、それすなわち、事件がしっかりと描かれている。
そして、パラレルとしてのラブ・ストも、回を追うごとに、ポジティブな進展をみせる。
ま、こうしてみると、ぶっちゃけ、本作、英田サキ先生あたりで、ものすご~ありがちな設定ではありますが、とにかく聞いていて、視聴後、とっても幸せな爽快感が漂うというところが、イイんですよ。
例え「ありがち」であっても、全然気になりません。
主人公が、とにかく 好感がもてる。シリーズ3弾までを通して、彼の頑張りが、どんどん成就していく過程。
そこが、一番、聞いていて、気持ちがイイんですね~。

その②
ハマり役の声優様たち。

コニタン:
男前なゴリラ という設定に、もう、ぴったんこおおぉぉ[黒ハート]
以前どこかの感想にも書いた覚えがありますが、コニタンって、声に情があるっていうか、声そのものに、ハートウォーミングな響きがあるんですよね。「内面の男前」というか、「男が男惚れする男」っていうか。そういうものの表現が、◎なんですね。
今回、まさに、ソレ!
もう、とにかく、一途で、一途で……。
これって、一応、ワンコ攻めってことになるんでしょうけど、そんな印象も受けません。
年下と言っても「青臭い年下攻め」な感じは全くありません。むしろ、年下であっても、「男前な攻め」なんですね。それが、本当に上手に表現されていて、このキャラのコニタンはとっても魅力的にしあがっておりました。

モリモリ:
王道のクールビューティーという印象ですね。「美人」といった雰囲気が言葉の端々に出ていたのには、流石!と思いました。
でも正直、マッパシーンは、今回、エロい度数は、あまり感じられなかったかなぁ。ものたりなかったかも。
(同じ受けでも、公使閣下の秘密外交 では、相当エロい受けだったように記憶してるんだけど)
モリモリの喘ぎは、あっ あっ っと、短めで、なんとなく遠慮がちというか、痛いの?って感じで……。受けがエレクトしている感じは なかったかな……。
清廉潔白で筋をまっすぐ通すクールビューティーということで、ベットで「淫乱」な感じにならないように、キャラのイメージを大切に考えたモリモリのキャラに対する配慮だとは思うんですよね。たぶん。

ただ、こういうキャラは、たぶん個人的に、ユサユサ氏に脳内自動変換されてしまう 困った わたくしですので……。ユサユサ氏の場合、声自体が「エロ+S」という感じで、ユサユサがなんか一言しゃべっただけで、殺人的にエロく感じるんですよね。声に妙な淫乱性があるというか……。だから、クールビューティーというと、つい、ユサユサが頭に浮かんできてしまう、腐国ノ狂王でございました。ゴメンナサイ。
そういったことが、ちょい、モリモリ喘ぎでは、物足りなさを感じてしまった原因かもしれません……。
比較すること自体、ナンセンスですよね。自覚アリです。

と、まぁ、わたくし、何いってんだか、わけわかんなくなってきましたので、
余談は脇に置いておきましょう……。

シリーズ2弾あたりから、洲田の態度が軟化してきます。クールっ気が少なくなって、甘いセリフ多めになってまいります(これは、台本によるものでありますが)。

ストが猟奇的なものをあつかっているだけに、この程度の糖度があって、これは、ちょうどいい位のバランスになっていると言えるかもしれません。
私としては、ギャップ萌えなタイプですので、贅沢いわせてもらえるのなら、表向きツン気味のクールさ加減っていう部分を保ってほしかったな、という気がしないでもありませんでしたが、……。
お色気というよりは、今回、まさに帝王っていうか、正統派な清潔美人と言う感じのモリモリヴォイスが、堪能できることは、まちがいナシです!

その他、脇の声優様方。みんな、すごくハマっております。
まったく絡みのないノンケキャラであったものの、とくに個人的に美味しかったのが、
川原慶久氏と阿部敦氏。
GOODでしたよ~
このお二人をからませてみたいですね~。 もちろん、阿部攻め川原受けで!

その③
CD3弾まであるという点。
内容がイイだけに、当然、次、もっと聴きたい! という気持ちが、沸々と湧き上がって参ります。
その期待に応えるべく、シリーズ3まである、というところが実に嬉しい。
長編でも、ぜんぜん、億劫じゃありません。一気に聴けてしまいます。
回を追うごとに、愛が確固たるものになっていくし、甘々なBLがあまり好みじゃないわたくしでも、本作の 糖度の加減は、◎。


ストも、各CD毎に、新たな猟奇事件を扱ってはいますが、どれも最後まで緊張感が持てて、引き込まれる。


……と、こんなオススメ理由になります。

こうしてみると、3つのワケ! なんて、大それたこと銘打ったわりには、大したことないものになってしまいましたです……。

でも総して言えることは、しつこいようですが、全ての点において良い!ということです。
BGMも悪くないし、ストも声優様も良しの良作で、本当にオススメな作品なのです。
まだの方は、早速。
もうの方は、今一度引っ張り出してきて、是非、聞いてみてくださいね!

++オマケ++
ヤンデレプリンス羽多野渉 応援し隊の隊員であるわたくしにとって、本CDの第3弾で、そんな 羽多野氏に遭遇できる、うれしい特典もありましたんですよ~。
ヤンデレ度高めのセリフのわりには、羽多野氏。今回あまりヤンデレ指数高めの演技はなさっていないようにお見受けいたしましたが、いやはや、どうして。やっぱり キラリと光っておられて、美味しゅうございました。
さすが、ヤンデレプリンスでいらっしゃる!

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ワロタ!総受け+総リバアリの各種Hの詰め合わせ★BLCD「ビックガンを持つ男」(全) [BLCD]

ワロタ!総受け+総リバアリの各種Hの詰め合わせ★BLCD「ビックガンを持つ男」(全)
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★☆☆☆
H濃度 :★★★★☆
声優萌え度 :★★★★☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:有栖川ケイ

出演:
成田剣×千葉進 
遊佐浩二×千葉進
高橋広樹×千葉進
山口勝平×千葉進
宮田幸季×千葉進
+総リバ有り

内容紹介:
濃ゆい鬼畜ドS男4兄弟の住む、風祭家にひょんなことから居候兼、家政婦兼、夜のオトモを担当することになった昌樹のHな日々を、総受け+総リバ有りで、コミカルに描きます。


感想:
「久々に、わたくしを脳髄のずいのずいから思いっきりスカッとさせてくれるCD様、出ておいで~!」と、古い昔のCD作品の中から、脳内検索をかけてHITしたのがコレ!

ありました。ありました。
確実に、そんな気分にさせてくれるCDが!!

こんだけ、笑わせてくれて、しかもHで、声優陣様が豪華なCDっていったら、やっぱり、この「ビックガン」でしょ!

というわけで、この総受け+総リバ有リの、各種Hの詰め合わせ!なCDのご紹介です。

とにかく、千葉ちゃんが、いろいろなS様に攻められまくり、喘ぎ倒されておられます。
そして、そんなS様達を今度は千葉ちゃんが攻めまくる……
ただそれだけのCDです(/>▽<)/
でも、でも。
ただそれだけのCDのはずなのにぃ! 声優様が豪華絢爛だからでしょうか?
バカバカしいと思いながらも何故か、面白くて惹き込まれてしまうから、不思議です。

普段、スト重視がk本でオススメCDを選抜する腐国ノ狂王でありますが、今回は、例外です。
ここまで、徹底していると、いっそ、気持ちイイんですよ。
なんせ、本当にこのCDって、Hシーンのみで構成されてますから。
あの手、この手ですから、もう(//∇//)

ということで、こんだけ誰かれが 常にどっかで喘ぎまくっていれば、エロいCDに分類されるべきものでしょうが、何故かそんなにエロい感じはいたしません。
かなりコメディ色が強いので、そのせいでしょうか?
むしろ、清涼感のある、爽快な印象です。

CD自体は、全部で2巻+特典オマケCDとなりますが、ゼンゼン長さを感じさせません。
パート1の「朝も夕なに乱されて……」でも、かなり個性豊かな、強烈キャラたちによる、各種プレイが楽しめる強烈な内容になっておりますが、
パート2「薔薇の鎖で縛めて」では、前回登場していなかった超ドS級最強の4男を迎えてのパワーアップ展開です。「1」がかなり濃ユかったので、「2」で萎えたりしたらがっかり……。なんて考え、全然とり越し苦労です。普段あまり聴くことのできないトーンの黒い宮田氏が加わって聞いている方は、ぜんぜん萎えませんから、ご安心を!是非、セットでお聞きください。

そこで。

今回は、趣向を多少変えて、
誰も聞いちゃいないが、腐国ノ狂王がお届けする、独断と偏見と個人的趣向で選んだ「BLCDドラマ★ビックガンを持つ男★×××ベスト1位」を勝手にランク付け!!!
させていただいちゃいます❤ 

++「やけにイヤラしいシチュエーションだな」と思ったカプ++
千葉×高橋 カプ
S医者が攻められる状況っていうだけで、萌えますよね。
千葉ちゃんが、むちゃ 男前になって攻めてますし。
敬語で受ける高橋氏が、異常にイイんですよ~
恐るべし敬語!
しかも、追い詰められる高橋氏の喘ぎ、個人的には かなり エロかったです。
(でも、高橋氏の最後には、思いっきり吹きましたっ!)

++「変態度NO.1だな」と思ったカプ++
千葉×成田 カプ
「そこの引き出しにあるいろんな道具をつかって……」の×××。
変態成ケン氏の受け! よ~く聞いてみると、成ケンさんが、ちょい、ちょい、喘いるんですよ~
変態度濃ユめのマニアにオススメ。
上級者向けでありました。

++「なんちゅーエロヴォイス出してんじゃ!」と思った++
やっぱりユサユサ様でしょ~❤
もう、このお方。ここまでくると、一種の職人芸ですね。いや、もう、国宝級です。
受け攻め両方、どちらをやらせても大満足の、さすがのあっぱれな色っぽさでした。
とくに、「受けになると急に男っぽくなる」っていう、今回の受け❤ 素敵でした。

++貴重な攻め?!++
勝平氏!相変わらずのカワイイ L (←って、ぜんぜん本作と関係ないケド、Lって思っただけで、何故か萌える私でした……)ヴォイスで、けっこう大胆な鬼畜言語をホイホイ吐いておられます。涼しい顔して 平気でスンナリと スンゴイこと要求しちゃう Lが……じゃなかった、勝平氏が、いつもの受け専らしくなくて、とっても良かったです。 (ちなみに、「そろそろ舐めごろかなぁ」とかいいつつ、生クリーム舐めるところのLの「んっ、んっ」が異常にエロいので、聞き耳立てて聞いてみて!!)


++「真黒ドSっプレイが、ステキ」って思ったカプ++
宮田×千葉
k本、ショタ系は、大苦手なわたくし。
でも、腹黒ショタだけは、例外です。
今回は、宮田氏。ものすご、ハマってましたね~。
ド真ん中でした。

++「個人的に萌えた!」ベストカプ++
千葉×宮田 カプ
とにかく黒いキャラが大好きなわたくしですので、この手のトーンが大好物。

逆ギャップ萌えパターンで、最後に「ありがと」なんて似ても似つかないような素直なセリフを吐いちゃう腹黒ショタ❤

この鼻っ柱の高い腹黒Sが、強気なことを言いながらも、豹変した言葉攻めの千葉ちゃんになしくずしにグダグダにされてく感じがたまりませんでしたね。宮田氏にしては、喘ぎトーンも押さえ気味でGOOD。


++「サイコーにイケてる!」と思ったカプ++

平川×千葉  カプ
ダメダメが → 男前 に早変わりするギャップが、異常にキますね。
ギャップ萌えの王道です。平川氏の低音ヴォイスが、やけに、ダンディに聞こえて、❤を鷲つかみにしてくれます。

いや~、この 平川大輔のロバート。
素敵過ぎるキャラです。この作品、平川氏がすべてもっていってしまったといっても、過言ではないでしょう。
もう、とにかく癖になります、このダメダメ日本語!

そういえば、かつてこのCDのこのキャラを聞いた時、このローバート平川を聞いたことがきっかけで平川氏のファンになったことを思い出しました。

当時、この方、本当にお上手だなと、思ったんですが、やはり、聞きなおしてみても、お上手だなと改めて思いました。
外国人のダメダメな日本語を、ここまで 面白く、そして絶妙のアクセントとタイミングと抑揚で魅せてくれるのは、流石です。本当に聴かせることのできる巧い声優様だと思います。(特典CDの方のショートでも、いい感じでした)

できれば、ロバートのダメダメ日本語攻め 
もしくは ダメダメ日本語受け。リクエストしたいですね。

++オマケ★サイコーにワロタ++
「妄想執事のモンモン日記」 ユサユサ編。(特典CDひとりで受け攻めやってみる?)
殺人的に吹いた!!!
「愛と欲望は学園で」のトッペ君?の時も思ったけど、こういうキャラ、ユサユサは、サイコーにハマりますね~。
トッペ君のときも、心臓打ち抜かれたケド、もう、ここまでくると、わたくし、彼の妄信的な信者となってしまいそうです。


というわけで。
今回の、このCD。最大の魅力は、間違いなく「ギャプ萌え」に尽きるといえるでしょう。
ドSな鬼畜兄弟の皆さまが、一方ではガンガン攻め立て、また一方では見事に、そのドSっぷりがグダグダに崩されていく……。ココが、やはり 聞きドコロだといえるでしょう。
あまり深く考えずに、楽しめること、請け合いです。

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10月の新譜チェック2★BLCD「私説三国志~天の華・地の風 完全版」★聞きどころはフェロモン声優様の絡み [BLCD]

10月の新譜チェック2★BLCD「私説三国志~天の華・地の風 完全版」
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総合 :★☆☆☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
声優萌え:★★★★★
腐ノ狂王点 :★★☆☆☆


原作:江森備
出演:置鮎龍太郎×石川英郎

内容紹介:美貌の策士「諸葛孔明」に執着愛を注ぐ美しき大都督の周瑜。
かの有名な三国志を、腐脳解釈でお届けする、江森氏原作の古き良き時代の復刻作品。

感想:
まず、出だし聞いただけで、ものすごく時代を感じます。
ちょっと 引いてしまいそうな感じすら 与えかねない 出だしであります。
三国志という、とてつもなく 重くてデカイ素材を扱っている上に、戦局ド真ん中でとっても複雑……な舞台が舞台だけに、史実的注釈がなければ、ストーリが一歩も先に進まないのが “難” です。
それを解消するために、ナレーターが ガンガン入って参ります。
このナレーターの感じが、多少、小難しく感じられ、三国志をよく知らない者には、萎える気もしないでもありません。

が!

ここで、くじけては いけません。

だって!

だって~!!

恐るべし。 置鮎龍太郎 × 石川英郎  ゴールデンかプ。

ヤバすぎるっ。  もう、フェロモンが ムンムン ですからぁ!

って、もう一度、いいますよ。
ですから、このCD。
オッキーとヒデサンのフェロモンが
ムンムンですから( ゚∀゚)ァァアアアア

……で、問題のマッパシーンはどうかといいますと。

ちょい、ちょい 出ては、参ります。

……でも、でも……っっつ。 うううぅぅぅっつ。・゜・(ノД`)・゜・。……控えめな感じなんですぅ。

イマドキの「萌え」系BLCDに耳が馴染んでいらっしゃるかたには、
こんだけエロ・フェロモン プンプンのお二人の“寸止め”的な、いや、寸で止めてはいないんだけど、ちょい 物足りない位な控えめな マッパシーンに、聞いている方はもう、不完全燃焼になって、モンモンしてしまう……という、代物です、これは。

ある意味、残酷なCDかも。

この中途半端なエロシーンが、とにかく 印象的なCDに仕上がっておりました。

もう、この声優様お二人が、イマドキのCDのように、濃厚にやらかしてくれちゃっていたら、このCDはいったい、どんなんに なっちゃったんでしょうか?

確実に。わたくしの中では、確実に~っ!殿堂入りしたと思います。
だって、ホント、そのヴォイス。ハンパないっス。
願わくば、このテダレ・エロエロ・声優様カプのコユイ絡みっぷり、聞いてみたかったですぅけれど。
それでも、お二人のフェロモンは、充分堪能できる内容にはなっておりました。

そして、さんざん引っ張っておいて、ラストの二人は、何だか あっけなくて……という印象。でも、原作のほうは、諸葛孔明の生涯を描く形で、復刊ドットコム版では10巻まででているとか。ジャンルは耽美ということになるのでしょうが、このCDを聞いた感じでは耽美な臭気は、まったく感じられませんでした。耽美というよりは、色モノの歴史モノといった一枚でしょうか。大人のCDといえるでしょう。

前回レビューで、最近中身がないBLCDが多いかも~と、ぼやいたばかりでしたが、今回のは、打って変わって、真逆な感じ。本作が、スト重視っていう意味じゃなくて(っていうか、今回そんなにスト重視作品にしあがってるってわけでもないけれど)、扱っている世界観がとてつもなく大きすぎてドーンと重すぎるって意味で、存在感のあるCDには仕上がっていると思います。BGMも中華風で、イイ感じに素敵ですし。

それに、「諸葛孔明」ってキャラは、確かに「萌え」を物凄くそそる人物像ではありますね☆
それを、扱ってみたい、と思う気持ちはよ~くわかります。
だからそれを、見事な美麗なツンデレに仕上げてしまった、江森センセ。すばらしいです。
彼の背負っている歴史が重すぎて、なかなか手が出せないようにも思いますが、そこをあえて、というあたり、拍手を送りたい気がいたします。
このツンデレ諸葛孔明が、今後、どれだけ 男を喰っていくのか。気になりますね。ものすごく。
是非、原作の方も、読んでみたいなと。でも、10巻か……と思うと、なかなか手も出せません……。


激しくオススメの点;
しつこいようですが、そりゃまあ、なんといってもやはり、このCDの聴きどころは、今回、原作、ストーリー云々よりも、それをすっとばすほどの、この 「フェロモン声優様の絡み」に尽きるのではないでしょうか。

ツンツンが、いやいやと言いながらも、次第に溺れていく……みたいな。攻め様と受け様。
もう、まるで古典の授業を受けているかのような、展開ではありますが。
わかっていても、やはり、萌えてしまいます。
やや不完全燃焼な感じがあったものの、声優様お二人の、ムンムンフェロモンヴォイスは、殺人級。
もう、おっきーとヒデサン以外に考えられないくらい❤ハマッたお二人でした。

そこだけでも!!!! 

なんて、ちょっとでも 興味をそそられてしまった声優萌えの貴方。
そんな貴方には、オススメできるかもしれません。


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10月の新譜チェック★BLCD「職業、王子」「オトコ心」 [BLCD]

BLCD10月の新譜チェック★BLCD「職業、王子」「オトコ心」

BLCD「職業、王子」
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総合 :★☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :★★☆☆☆
腐ノ狂王点 :★☆☆☆☆

原作:砂原糖子
出演:日野聡×福山潤

内容紹介:レンタルビデオ屋の店長がひょんなことからアラブのツンデレ王子様に拉致られ、アラブに連れていかれて、性奴隷に……
CDを聞いてみると、ムク氏のジャケのイラストや、「職業、王子」というタイトルのイメージとはちょっと違った中身という印象を受ける。王道的アラブ王子「花嫁モノ」といっても過言ではないストーリー展開。エッチ多めということを除けば、一昔前のBLCDを想起させる懐かしささえ覚える作品。

感想:タイトルから、正直、あまり期待しておりませんでした。
けれど。
それが、結構、悪くはなかったのです!
ストーリーはあり得ない。否。むしろ、BLのアラブ王子モノには、あり過ぎるほど、ベタ展開です。それでも、なんだかんだで、最後まで楽しめてしまいます。
というのは、たぶん、いえ、間違いなく、もうこれは完全に、
ドS淫乱わがまま王子の福山氏 のせいなのです!

そこで“お楽しみポイント1”:
福山氏❤ BLCDでは、こういったツンツンしたいわゆるツンデレ(トーンのキャラは、案外珍しい様に思います。
わたくしが知っている限りでは、過去作1作品のみ。しかも脇でチョイでした。
そんなわけで、このトーン。CD2あたりから、ツンツン指数が下がってはくるものの、前半出だしあたりの黒い感じのじゅんじゅん。わたくしは、好きです❤
これを機に、これからも、黒いトーンのじゅんじゅんに大いに期待したい、わたくし腐国ノ狂王でございます。

次いでの“お楽しみポイント2”:
マッパシーンの多さ。
じゅんじゅん、未だかつて、こんなに喘いだことあったでしょうか?
喘ぎトーンはいつもとわからないとはいうものの、とにかく、多数のじゅんじゅん喘ぎ。この頻度の濃さを堪能したい方には、エッチシーン多めの本作、オススメできます。

日野氏。
まぁ、普通に、かっこいい感じでした。
日野氏には、声に艶がありますね。個人的には今回のような「攻め」より「受け」が好みでありますが、後半のマッパシーンでは、結構 ご自身も激しく喘いでおられました。アレ?この場合、攻めだから喘ぎとは言わないか。なんて言うんだろう?合いの手?どなたか、適切な表現を、拍手コメントよりご一報いただけると、有り難いです❤

成ケン氏。
いやぁね、わたくし、「ラブプリズム」以来、誰が何と言おうと、氏の大ファンなんですよ。
もう、あの黒さが忘れられない❤
今回、完全なる白で、王子の側近役だったわけですが、どうも、黒く聞こえる……。
ま、そこが、また わたくし的には、よろし だったわけですが。
今回、まっとうな役どころで、それどころか、むしろ、イイ人だったわけですが、
どうにも、”裏があるはず!”と、つい、勘ぐってしまう……そんな、妙~な楽しみ方をしてしまった、わたくしでありました。



BLCD「オトコ心」
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総合 :☆☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :☆☆☆☆☆

原作:神田猫
出演:森川智之×水島大宙

内容紹介:―――

感想:未だかつて、わたくしはこんなに内容のないCDを聞いたことはナイっていうくらい、中身はまったくもって、な~んにもない作品ですっ。(←神田猫氏ファンの方、ごめんなさいね)

作品批判をするつもりは毛頭ありませんが、この原作を、どうしてCD化しようと思ったのか、制作者サイドに質問してみたいくらいの勢いです。最近、「萌え」重視型のCDが多いようには思いますが、こういったあまりストーリー性のないコミック原作をCD化するくらいなら、例え過去作であっても他に是非CD化していただきたいような、すばらしいノベルでの原作が沢山ある気がするんですが……。そんなふうに思ってしまったのは、わたくしだけなのでしょうか?

この作品を、”とっても可愛い作品”だと思えるかどうか?
たぶん、そこで、良し悪しの評価が分かれてくると思いますね。

原作がコミックということで、スト重視というよりは、たぶん、絵とか雰囲気で魅せる作家さんなんでしょうね。
ただ単に甘々のセリフとマッパシーンの羅列という 本作品の内容に、CD作品としてみた場合、原作既読の方にはよいかもしれませんが、未読の方には正直、厳しいように思いました。(あ、でも、声優様の演技は、文句なく晴らしいですヨ)

そこをあえて、このCDに対して何かコメントを付けるとすれば、それは、マッパシーンの多さと、モリモリの甘々攻めという2点でしょうか……。

しつこいようですが、ストーリー性を気にしないで、とにかく アマアマな雰囲気を楽しみたい方。
または、
ウブすぎる天然ピュアな受けが好きな方。
「可愛い」と連発しながらの大人の甘々攻めが好きな方には、いいかもしれません。


でも……。

甘々展開がかなり苦手なわたくし。

キっツいCDでした。

もう、歳なんですかね、わたくしめも……。


****

宣伝★もしよろしかったら、聞いてみてください

リアル男性声優さんに管理人による自作台本を音声化してもらった★企画3
「年下ホイホイの図式」 年下体温低めのクール系 × 隠れヴィッチな年上誘い受け 



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9月の新譜チェック★BLCD「憂鬱な朝2」+1 [BLCD]

9月の新譜チェック★BLCD「憂鬱な朝2」+1

健気な執着攻め羽多野氏×低音苦悩受け平川D氏。
もうコレだけで、わたくしにとっては、夢のようなカップリングです。
して、出来栄えの程は?
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★☆☆☆
H濃度 :★★★★☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:日高ショーコ
出演:羽多野渉×平川大輔

内容紹介:
若き子爵執着系健気攻め×美貌の苦悩系家令。
「全ては久世家の爵位存続のために」。美貌のやり手家令兼教育係「桂木」によって、幼くして家督を継いだ子爵の「久世暁人」は、厳しい教育を受けてきた。その期待に添えるよう健気に必死で桂木に従ってきた暁人。やがて成長した暁人は、桂木を愛し、彼に執着するようになるのだが……
華族制度という閉塞的な特権階級世界に囚われ、さらに揺れる近代日本の時代の波に翻弄される時代モノ、クラシカル・苦悩系ラブロマン。


感想:    *内容に一部ネタバレを含みます

++ストーリー。++
いわゆる、ベタな言い方をすれば、昼メロですね。
全体的に暗くて重い雰囲気。
こんなに条件がそろっているのだから、わたくしの大好物、退廃的耽美系でもよさそうなものなのに。なぜでしょうか。扱っているテーマといい、世界観と言い、雰囲気といい、耽美的な要素は満載なのに。なぜだか耽美感が感じられないから不思議です。耽美な感じはありませんが、間違いなく、その世界観には、思いっきりどっぷり浸れる作品であることを保証いたします。

この作品を一言で言うと、
「御家のために」という華族階級独特の美学というのが、このストーリーを貫く全てですね。
この意識が、全てを複雑にして二人の恋路を狂わせるという、メロドラマです。

1では絶対に崩れないクールだった桂木だが、「憂鬱な朝2」では、そのかたくなな態度にもやっと変化が!
2のCD2のラスト。なんと暁人に対して大胆な自発的エロシーンアリ! 濃厚です。
ココ。
間違いなく視聴者として聴きどころですかね。しかも長いし。
「開いちゃうんですか、心? このままどどどどっと、いっちゃうんですかぁ?デレちゃうんですかぁあああっつ」と言う感じで。ちょっと感動です。ま、その幻想も、もろくも崩れ去るラストですけどね……。

このラストからすると、今度は、桂木が健気になる番なの~? 
ねぇ、ねぇっ~、あなたの番なんですかぁあああっつ!
っと、想像が尽きません。
いずれにしても、緊張感が増してきました。これからの展開が気になります。
わたくしは原作未読ですが、さすがコミック原作。当時の映像が浮かびやすいストーリー構成になっているように思います。原作のコミックの方は年に一度のペースらしいです。1の方は、原作コミック一巻+二巻を、今回は、三巻をCD2枚組に、ということですから、丁寧に念密に という印象。
今回2の内容としては、必死でフラグを立てたって感じです。
が。その甲斐あってか、ラスト、激動の予感……。すれ違う思い……。高まる感情! 切なっ! そしてっ!
「えええっ~」ってな展開で終わってます。

続きが気になるBLCDとしての憂鬱な朝3は、このままのペースでいくと、どうやら来年ということになりそうです。まさに、ファンにとっては、放置プレイ。一年間は結構長い。
でも。しかたないですね。イイ子で、大人しく待つことにいたしましょう。


++声優様。++
羽多野氏。いや~。ホント、大好きな声優様です。
その演技力は、最近、本当に目を見張るものがあります。 
巧い。
魅せる。
本当に、せつない心情を乗せるのが上手な声優様だと思います。
今回も、その期待を裏切りません。
「健気」。
もう、これは、彼の専売特許ですね。
そしてそれに加えて、過去作ではもうお墨付きの「執着攻め」ときていますから。
もう、ハズすわけがございません。
文句のつけようがありません。
パーフェクトです。

平川氏。
わたくしは、とにかく平川D氏の苦悩系受けが大好物なんです。
感情を見せない。絶対崩れない。そんな完璧なクールビューティー。
敬語ってところも、かなり萌えポイントではありますね。
しかも、低音で受け!
これに、コーフンせず、一体 何にコーフンせよと?

松山氏。
いや~。悩殺的なエロヴォイスですよね~。
フツーにしゃべっているだけなのに、エロすぎる。
とにかく、エロすぎるのです。



++マッパシーン。++
ソートー激しいのは、ものすご 想像できます。
でも。 むちゃ 押さえてます。

え?えっ? そのドタバタ音! なになに? 一体そこで、何が営まれてる?
と、想像力がかなり刺激される出来になっております。

何度もいってますが、とにかく、私は、「課外授業+個人教授」以来、
平川D氏の苦悩受けが、とにかく 大好きなんですっ。
でも、ストーリー的に「気持ちを表に出してはいけない」設定になっている故、その苦悩しているお声自体も、あらわにするのは禁じられてるようです。
で。
「濃厚キス」音が、すごいんです。
文字通り、コユイです。
「あ、うっ、ああっ、ぐぐっ」が、妙に~やばい。
だからなのか?
余計に、激しさがビシビシ伝わってきます。
もう、平川桂木~。どんなになっちゃってるの~?

対する攻めは、羽多野氏❤
もう、ワイルドな息遣いがたまりませんね。かなり 雄が入ってます。
感情が迸る感じ?っていうんでしょうか。
「桂木……桂木……」と口では健気でとてもか弱く切なく……。
でも、行為は、情熱的で攻撃的。
うん、うん。流石です。
私は、羽多野氏の攻めがホント好きで、今回、
まさに 「期待通り❤」で、大満足でした。


特典のキャストトークCDも、長めで楽しめました。


ということで。
ああ~。9月の大目玉。どれも、とっても美味でした。
大満足です。
こんな調子で、BLCD黄金期を彷彿とさせる 質のいいCD、
今後も 期待したいですね。

あと……。
ちょっと思ったのですが、
古い良作のCD化って、今さら ないんでしょうか?


激しくオススメ:
①2のCD2TRACK3。 
「めずらしいな。食事中音を立てるなとあれほどうるさかったお前が。僕も嘘はうまくないけど、お前だってひどいものだと思うけどな」
くぅうううtっ!波多野暁人の黒い発言。ブラック好きの私にはたまりません。
さらに、
平川桂木を前にしての、波多野暁人の絶叫と切ない心情を吐露する場面っ~!!!
「お前は僕を……僕を……ずっと騙していたのか?」
「信じる?信じるだって?……だって最初からお前は僕を捨てるつもりだったんだから!」
「結局お前はあの時から全然変らない。変わろうともしない。なのに今さらお前の何を信じろっていうんだよ!」
――聴く者の心を打つ何かが、波多野氏の演技にはありますね。神々しいくらいで、実にトレヴィアンです。
実は、わたくし、絶叫萌えだと、今、気付きました。
絶叫LOVEです。


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9月の新譜チェック★BLCD英田サキ「ダブル・バインド1」 [BLCD]

9月の新譜チェック★BLCD英田サキ「ダブル・バインド1」

キタ―――( ゚∀°)―――!! 大大大本命!
して、その出来栄えは?
ハイ。
満点です。
出し過ぎ?
いいんです。
もう、久々に、コーフンしたんですからっ。
出し惜しみいたしません。
いいんです。
今回は、これで、いいんです。

ダブルバインド1.jpg

総合   :★★★★★
ストーリー性:★★★★★
H濃度   :★★★★★
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:英田サキ
出演:森川智之×興津和幸 
   大川透×鈴木達央

内容紹介:連続猟奇殺人事件を目撃した17歳の多重人格者「真宮」を巡って、事件担当デカ「上條」と真宮の保護者である臨床心理士「瀬名」は再会した。実は二人は、高校時代剣道部で先輩後輩だった。昔、女の子のように可愛かった瀬名は、今では美人だけど嫌味なツンデレに大変身。はじめは戸惑っていた上條だったが、やがて瀬名へ惹かれていく。
しかし、「瀬名」には、昔付き合っていた忘れられない恋人がいた。それが、従兄である「新藤」だ。しかも、ヤクザの若頭の新藤には、現在、愛人の「葉鳥」がいた。
連続猟奇殺人事件というサスペンスと、英田サキ定番の2カプ・パラレル・ラブストーリーでお届けする、聴きごたえたっぷりのハードボイルド・ワールド。


感想:
それはまるで。
TVドラマでいえば、
刑事コロンボの原作者に、コロンボの活躍を期待するように。
アニメでいえば、
ドラえもんには、ポケットの中身についつい過度に期待をしてしまうように。
BLでいえば、
英田サキに、スト重視のハードボイルド路線で2カプ・パラレル・ラブストーリーを期待してしまうのが、ファン心理というのも。
だって、ファンはそれが楽しみで、彼らのワールドを味わいにくるのだから。

なんだか、まわりくどい妙~な例を出してしまいましたが、つまり言いたいのは、
この作品が、英田サキの王道をゆく作品だということ。

ファンの誰もが震撼した、英田サキワールド。
まんまです。
BLの枠を超えたストーリー展開。
魅力的なキャラ。
軽妙な会話。
ツンデレ美人とお約束のヴィッチなマッパシーン。
もう、何もかもが、そこに展開されておりますっ!

「計画通り!」 否、「期待通り!」


「愛していると言う気はないシリーズ」、「DEAD LOCKシリーズ」、「Sシリーズ」、「デコイシリーズ」…… 数々ある、英田ワールドで萌えた貴方!
英田センセは、「ダブル・バインド」でも、わたくしたちの期待を裏切りません。

BL黄金期を彷彿とさせる、作品です。
いや~、こういうの、待ってました、ホント。
久々に、昇天いたしました。

++ストーリー。++
ここまでイイ、イイって大絶賛で、前評判◎の「ダブル・バインド」ですから、多分、この記事をお読みいただいている方の大半が、もう原作を読んでいらっしゃるのではないでしょうか? だから、わたくしが今さらストーリーについて云々いう必要もないような気が致しますが、そこをあえて、と、おっしゃるのでしたら、冒頭で散々、口すっぱくして いいまくっちゃいましたが、もう、それは、英田サキ王道モノとしか言い表しようにありません。
骨太で安定したストーリー構成は、相変わらずで、BL抜きでも楽しめる面白さは保証付き。そこに、美人ツンデレ系と少々頭の軽いヴィッチ系の「受け」が各々、あの手この手で、視聴者を翻弄してくれるのですから、こっちは、もう、たまりません。

大満足の作品です。

++声優様。++
森田氏。
もう、皆さま口々におっしゃる通り、帝王ですね、まさに。
安定した演技に、聞く方としてみれば、もう、身を預けっぱなしにできちゃうわけですよ。
絶対外さない。まさに、絶大に信頼のおける、声優様です。


興津氏。
このお方、メインでは、はじめまして ですよね。
よいお声です。でも、どこかで聞いたことのあるような……。
誰だろう? 誰かと誰かのミックスのような……
そんな印象でした。
すごくお上手なんです。お上手なんですが、個性にやや欠けているような……。
卒がなさすぎるような……
初めて聞いたのに、初めてでないような……
なんか不思議な感覚を味あわせていただきました。

ツンデレ瀬名に声質もあっていて、とっても上手にこなされていらっしゃったように思います。でも、喘ぎ声が…… あまり私の趣味ではなかったです……(っていうか、それはたぶん、私の脳内が、勝手に瀬名をゆっちー変換していたことによるものだと思われます。それじゃイメージ違ってあたりまえですよね~←興津氏ファンの方、すみません)

大川氏。
ごめんなさい。F&Bの時も思ったんですが、私、大川氏のヴォイスが、どうしても
ジジヴォイスに聞こえてしまうんです……。(←大川氏ファンの方、ごめんさいっ!)
ちょっと「新藤」の洗練された若頭イメージにしては、落ち着きすぎていたような……
ホント、ごめんさいっ!

たっつん氏。
頭の軽い一途なヴィッチな感はすごく出ていたように思います。
マッパシーンもあっぱれ! むしろ、マッパシーンに、あっぱれ と言う感じですね。
濃厚でした。たっつんファンにはたまらない出来栄えになっておりますっ!

阿部氏。
すんご~く よかったのが、この阿部氏。
イイ!
3重人格をとってもお上手に演じ分けられていらっしゃいました。
密かに私は、阿部氏萌えです。


とにかく、原作を未読の方にも、既読の方にも、絶対に満足のいく作品に仕上がっていることだけは、間違いありません。
激しく、オススメ致します。
ダブル・バインド2。原作も最終巻が近々発売されますし、盛り上がってきましたね。
CDの方も、楽しみです!


++オマケ。++

今回、珍しく原作既読だったわたくし。
だって、あっちこっちで、イイ、イイって、評判がたってるんじゃないですかぁ。
だから、ついつい、原作に手を出してしまったのでありました。

原作を読んでる間、私の脳内で自動変換されていたヴォイスは、こんな感じ。
上条→石川英朗氏 (やや、同級生の原センのイメージ)
瀬名→ゆっちー (ツンデレと言う点で、神谷浩史氏でもいける)
新藤→森川智之氏 (帝王には、やはり完璧なイメージを求めてしまいがち)
葉鳥→櫻井 孝宏氏 (これ、完全に「男が男を……」での素晴らしすぎた氏の演技の影響)

今回のCDのキャスティングとは「全く」かすりもせずに、違ったものの……
って、
まあ、違うのも当然ですよね。
石川氏は、キャッスルマンゴーに主演して記憶に新しすぎてキャラの傾向がかぶっちゃう感じだし、
ゆっちーじゃ、SINPLEXになっちゃう!
神谷氏じゃ、Sになっちゃうし。
櫻井氏に至っては、BLにはもうご出演いただけないわけですし。
森川氏に限っては、私の中では上条と言うよりは、新藤にイメージが近い気がしましたね。
予想を、激しくうわまわるハズれっぷりでしたね、今考えると。

普段、k本的に原作未読なわたくしなので、キャスティングに関して考えたこともありませんでしたが、こうして原作を読んでしまうと、なかなか難しいところですね~。文句のつけどこがないほど、すばらしい出来のCDなのに、どうしても、聴いた感じに違和感を感じてしまう。もったいなさすぎます。
わたくしの場合は、どうも、k本、原作未読の方が、よさそうです。
今後、原作に手を出すんだったら、CDを聴いてから、にしたいと思います。

ところで皆さまは、どうしていらっしゃるのかしら?
原作既読派?
それとも
あえて読まない派?



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9月の新譜チェック★BLCD木原音瀬原作「セカンドセレナーデ」感想 [BLCD]

9月の新譜チェック★BLCD木原音瀬原作「セカンドセレナーデ」感想

新譜でほしい!と思える様なCDに滅多に出会うことがなくなった気がするわたくしですが、今月、なんと、大目玉が3作品も!!!なんてドリームな月が到来したのでしょう!やる気満々で、さっそく手にした一枚が、期待大だった木原音瀬センセ原作の「セカンドセレナーデ」。原作未読なので、純粋にCDのみのレビューになります。さて、その評価の程は?(注:多少、ネタバレ含む)

second.jpg

総合 :★☆☆☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★☆☆☆☆

原作:木原音瀬
出演:井上剛×立花慎之介

内容紹介:

高校2年間、「砂原」センセイを思い続けていた超イケメン「掛川」は、思い切ってセンセイに告るが、あえなく玉砕。ショックのあまり、自暴自棄になって、夜の街で、美人だが性格が悪すぎる男「橋本」の悪態を偶然目にする。性格の悪い最悪な橋本を「センセイの代用品」として利用して、失恋の痛手を体だけ繋ぐことで、癒すことが目的だったはずの「掛川」だったが、いつしか「橋本」に本気になりはじめていることに気づく。が、そんな矢先に「橋本」の信じられない裏切りが発覚し……
大学生兼駆けだし役者 × 性格悪すぎるツンデレリーマン もの。


感想:

++ストーリー。++

う~ん。正直難しい。何個★をあげたらいいのか悩みます。
ストの吸引力は相変わらずです。
木原作品ですから、もちろん、ストーリーは かなり「痛め」。
でも、今回の「痛い」は、私の大好きな、「COLDシリーズ」とも「美しいことシリーズ」とも違う。この2作品は、やはり心理的にソートー痛かったのであるが、その反面、かなり切なかった。
でも、今回の「セカンドセレナーデ」の「痛さ」は、上記の2作品同様「心理的痛さ」と「切なさ」のようなものが感じられるが、それは、かなり種を異にしているように思われる。じゃ、何が「痛い」で、何が「切ない」のか。それは、キャラ自体が痛くて切ないのである。でも、それは、一種の悪趣味という意味で。正直、本作のストに 萌え を求めるのは、難しい気が致しました。
この立花氏演じるところの性格の悪い美人を、はたして とてつもないツンデレと解釈できるか、否か。後半、キャラ崩壊するこの美人「橋本」を可愛いと思えるのかどうか。
そして、何気に「掛川」自身も、結構性格わるっ、なところを、スルーできるのか否か。
ここに、この作品を好きだと思えるか否かがかかっているように思えます。


++CDの出来栄え++

正直、冒頭のシーン。主人公の掛川を演じるところの井上剛氏とセンセ役の日野氏の声質がひじょ~に似ていて、声だけでは一瞬、誰が誰だかわからなくなります。演技的にはご両人、とてもお上手だったと思いますが、キャスティングの段階で、もうちょっと格差が聞いてすぐわかるような声優様を選んだ方がよかった気がちょっとしました。

あと、途中で、自主映画撮影うんぬん……のシーンがありますが、これ関連のシーンでは、ややダレ気味になるような気がしました。

モノローグも間延びした感じ。

新しい場面へ入るところも、なんとなく不自然な感じがしました。

故、CDの出来、不出来というところからいうと、並でしょうか。
でも、声優様方の演技は、皆さま、とってもよかったと思います。

++声優様。++

でも、自信をもって、オススメできる点が一つだけありましたっ!

このCDの真価を決めるほどの強烈な萌え。

それは、

立花慎之介氏の、ブラック降臨っぷり です。

私はもう、この 立花ブラックには、文句なく星を★★★★★出せてしまいます。
くぅぅぅぅっつ~!素敵過ぎます。セリフを聞くたびに、脳幹がビリビリとしびれましたね。
この役は、かなりのはまり役。他の誰にもできないほどの、すばらしさです。
立花氏、好きです。 大好きですっ。

(後半の、あわれっぷりは、相当、ショッキングに聞こえますケド。でも、考えようによっちゃ、こんな自虐的な哀れキャラを立花氏で拝聴できるのも、そう滅多にない機会ではあります。ある意味、美味しいのかも!?)

この声優さん、白やらせても、黒やらせても、激エロキャラやらせても、
なんでも とにかく、イイ!

本当に、お上手な声優様であらせられると思います。


++最後に++

このCD、一言で言うなら「悪趣味な痛み」というのが、お楽しみポイントといえるでしょう。
でも、みなさん、私は「セカンドセレナーデ」の作品批判をしているわけでは、全然ありませんよっ!昨今多発している中身が全くない「萌えだけ」の作品より、ずっと中身があって秀作であることにはまちがいありません。
ただ、「萌え」という点で、この作品が万人に受け入れられるかどうかというと、やや難しい気がするというだけです。私個人的には、こういうアクの強い作品、大好物であります❤

というわけで、まとめ。

生ぬるいストーリーに退屈している方→オススメ
立花氏大好きっ子→オススメ
ツンデレ対比99:1に耐えられる方→オススメ
いろんな意味で「痛い」のに耐えられるMの方→オススメ

BLCDには「萌え」を求めたいという方→他の方のレビューも読んで、要、熟考。

性格悪すぎるブラック発言に耐えられそうもない方→ ダメかも。

グダグダで哀れすぎるドロドロ状況に耐えられそうもない心臓の弱い方→ ダメダメかも。

……という、感じであります。


激しくオススメの点:
立花氏のマッパシーン。短いけど、超絶的ではあります。


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7月の新譜チェック★神谷氏のヴィッチな受けに昇天!BLCD「はなやかな哀情」 [BLCD]

7月の新譜チェック★神谷氏のヴィッチな受けに昇天!BLCD「はなやかな哀情」

「キャッスルマンゴー」先に記事をあげちゃいましたけど、
7月の新譜チェックがまだでしたね。
やらなきゃ、やらなきゃと思いつつ、後手、後手にまわってしまいました。
遅くなってしまいましたが、本当にいい作品なので、このままスルーしてしまうなんて、できません。
記事にさせていただきますネ。

今回のご紹介作品は、あの、伝説のCD「臣サン+慈英シリーズ」の5です。
いや~。このシリーズは、星を★★★★★★★★★★
つまり、★×10コ だしてもいいほど、名作中の名作です。
ツンデレ・ヴィッチな役どころで、神谷氏の人気を不動にした作品と言えるでしょう。
今回の、「はなやかな……」は、前作「さらさら」以来、結構年数あいていますね。
まだな方は、やはり、シリーズ1 からじっくりと聴くことをオススメいたします。
もう、な方は、わたくし同様、やはりこの作品に強い思い入れがあるのではないでしょうか?だから、返って、いまさら聴くのがこわい……という、ご心配もあるかも知れませんが、ぜんぜん大丈夫。 
買いです!もう、まだな方は、買っちゃってくださいっ!
そして、泣いてください!
感動してください!
神谷氏のヴィッチな喘ぎに、コーフンしてくださーい!


++「はなやかな哀情」++
omi.jpg

総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★★☆
H濃度 :★★★★★
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:埼谷はるひ
出演:三木眞一郎×神谷浩史

内容紹介:幸せいっぱいで暮らしている二人に襲う、突然の悲劇……。
とある事件に巻き込まれた慈英は、頭を強打され、記憶喪失になってしまう。しかも、残酷なことに失った記憶は、臣に関する一切の記憶……。
冷たく他人を見る様な視線を臣に向け、彼を拒絶する様な態度をとる慈英。
それでも臣は、いつかもどってくる慈英を信じて、彼に尽くすが……

感想:
7月の新譜は正直、わたくし的には不作でした。だから、モチベーションがなくて、記事が書けなかったのでした……。
この作品をのぞいては!
ハイっ!
この作品によって、ようやくモチベーションを持てたわたくし。
この作品っていうより、臣さんシリーズに対する思い入れが強すぎて❤っていうことも
あるかもしれませんが、やはり、神谷氏。イイです。再確認いたしました。
最近、全然BLCDにでてくださらない神谷氏。先程、どなたかの記事で、引退ってありましたけど、BLから引退ってことでしょうか?
どーりで、最近さっぱりなわけですねぇ……残念です。
神谷氏の「心はツンデレ、体はヴィッチ」は、本当に絶品でありましたのに。
だから、そう言った意味からしても、こうして貴重な神谷氏の声をBLで拝めるだけでも、コーフンいたしますね。
(神谷氏の特集は前から書こう、書こうと思っていて……
でも、数多い素晴らしすぎる作品たちにご出演されているので、
そう簡単には語れないのであります。でも。いつか、まとめますね)

++ストーリー++
まぁ、正直いっちゃえば、ラストが見える作品ですよ。
そのラストを満喫するためにある70分+80分あまりのCDですよ、コレは。
お決まりの、記憶喪失。
冷たい慈英。
苦悩する臣。←けなげ です。ホント、痛々しい位、けなげ です。
否定されまくってますから、臣さん…… かわいそすぎるんです。ホント。
で、よーやく、慈英も、臣に惹かれ始めるけど、臣が見ているのは、昔の自分で、今の自分じゃねぇ~と、またまた苦しむ。
ま、お決まりですわな。
でも、いいんです。
すべてはラストのため。
この、ラストを迎えるがため!
そして、ラスト。
コーフンのラスト。
期待を裏切らない、マッパシーン。
もう、この、これだけの感情を込めて、
それを溢れんばかりに表現できるのは、もう、神谷氏以外、考えられないでしょう。
感慨無量です。昇天します。
やはり、お上手。
どーしても、神谷氏に話がいきついてしまうわたくしでありますが、
やはり、このCDは、神谷氏を堪能するCDなのでありますから、しかたがありません。

++声優様++
*神谷氏
もう、すばらしい。としか、言い様にありません。
BLCDWIKIでも、演技については絶賛ですね。あの、三木氏も霞んでしまうほどです。
もう、今回で、レジェンドな男になったのではないでしょうか?
いや、もう、これは確実に、レジェンドです。

感情の機微が、本当に上手ですね。
聴く方は、どっぷり 臣さんに感情移入できます。
本当に、お上手です。←しつこいって!

引退なですかね……ホントーに。
桜井氏のように、過去出演していた作品にだけって、パターンなんでしょうか。
それも、駄目ってことは、ないですよね……。

寂しー。

考えてみれば、神谷氏のご出演されているCDには、ハズレがない気がする。
「少年四景」、「清澗寺家シリーズ」「Sシリーズ」「同級生」……
もう、あげたらきりがないですね……。名作ばかりです。
引退となれば、ここらで、わたくし、本気で、いつかなんていってないで、これを機に、今、
神谷氏総ナメ特集、がんばってみようかな。ものスゴ、あるけど。



激しくオススメの点:
① もう、神谷氏のヴィッチっぷり。これに限ります。
② BLCDWIKIにもどなたか、書かれておりましたが、わたしくしも同様。
「すんげぇ、愛してる」このセリフ。シリーズ3のラストで臣が言うセリフですよね。
当時、鳥肌がたちました。
絵が目にハッキリと浮かびました。
そう、臣さんが、木々の木漏れ日を背に、太陽に照らされて、最高の笑顔で、最愛の人へ贈るセリフ。
BGMが本当にぴったりで、わすれられないシーンです。
もう、何度リピったことか!
そんなセリフが、今回も聴けたわけで、これは、もう、「感動」以外の何物でもありません。
まだな方は、即効、シリーズ1から3まで、とりあえず、聴いてみてください。
そして、もう、な方は、さっそく、CDとってきて、シリーズ3のラスト、リピってみてくださいね。


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8月の新譜チェック★キタッー本命!寸止め感がたまらない「キャッスルマンゴー」 [BLCD]

8月の新譜チェック★キタッー本命!寸止め感がたまらない「キャッスルマンゴー」

BLCD「キャッスルマンゴー」
キャッスルマンゴー.jpg
総合 :★★★☆☆

ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :☆☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:木原音瀬・小椋ムク
出演:石川英郎×近藤隆

内容紹介:

ラブホテル「キャッスルマンゴー」は、極貧で奨学金を受けて有名高校に通う体温のひく~い高校生「よろず」の自宅だ。そこへある日、AV界のカリスマ監督「十亀」がスタッフを連れて撮影に訪れた。とにかく印象が悪いこの男。自らゲイであると宣言し、よろずの弟「さとる」に急接近。それを阻止しようと、よろずは十亀に対して思いがけない行動に出た……

感想:

キタ―――( ゚∀°)―――!!

さすが、木原音瀬氏原作!

イイッ!

マッパシーン ゼロ!

でも。

イイッ!

久々に、来ましたね~。
聴きごたえのある作品が。
文句なくお上手な声優様方。
安心して身を委ねられる原作・音瀬氏。
ハズレるわけ、ありませんね。


++ストーリー。++

ちょっと、ナニコレ!この寸止め感!
いままでの、紡がれた感情が、ナマ殺し じゃ、ないのっ!
コレはないだろ~

これが、正直な一言目の感想であります。
結構丁寧に心理描写がなされていると思います。だから、感情移入しやすい。
体温低い高校生のよろずが、最初は第一印象最悪の男十亀に、どんどん魅かれていく様。
これは、視聴者も同様。どんどん、十亀って人が気になって、知りたくなっていく……。
海に白い花をすてて誰かを弔ってみたり、屋台のラーメン屋で10代の頃の家で話がチラッと話題にのぼったり。

ナゾっ!

一件マイペースで、グデグデタイプに見える十亀。
でも、蓋をあければ、責任感が強くて、ハートウォーミングで。しかも、とてつもなく哀しい謎の過去をもっている……。
このCDを聴き終わる頃には、十亀に、すっかりもっていかれます。

最初、AV監督×ラブホテルの息子っていうから、どんなハードなめくるめく世界がわたくしをまちうけているかと思えば、実は、けっこう純情ラブストーリー。

マッパ・ゼロ!

キス・極稀

でも、でも、なんか、最近の薄ッペライ「萌え重視のみ」のCDよりは、
ずっとずっとよかったっスッ。

で、ココで気になるのが、「十亀」の過去バナ。
「リバースエンド」。創刊したCabの付録小冊子だそうです。
うむむむ……
そうなると、入手するのは難しソ……。
もう、ホント、フリトでの石川氏じゃありませんが、その「おも~い過去」、
是非、CD化していただきたいものです!
そうじゃないと、一生 ナゾ のままで、終わってしまう~!!!!
そして、もちろん、本編の続きもどうにかしてほしい。
この寸止め感。 いつか、すっきりしたいものです。
こちらの方も、CD化希望❤であります。



++声優様。++

*石川氏。

いや~。参った。ピッタリでござんす。
「同級生」の原セン ヴォイスですね。基本。
スキです。
この手のキャラ、石川氏にやらせると、ほんとお上手です。
もう、雰囲気が絵に描いたように、鮮明にありありと聴く者に伝わってきます。
わたくし個人としては、石川氏は、美人受けよりは、このようなマイペース攻めの方が、断然好きですね。いかにも顎に無精ひげ生やしてそうな。よく見るといい男みたいな。
じつはハートウォーミングなのよ、みたいな!
とっても、美味しく頂けました。



*受けるは近藤氏。

体温が低い感じ。イケますね。
以前もどこかで氏については、語ったことがありますが、
近藤氏は、黒い感じがピッタリハマる声優様だと思うのです。
今回は、黒キャラ濃度は微量。でも、“なんか企んじゃってる“
っていう点では、黒要素はあるんですね。やっぱり今回も。
わたくし個人的には、近藤氏といえば、あの人気シリーズの「F&B」のラウルがたまりません。萌えまくりです。
腹黒。
これが、本当にトレヴィアン❤ に、こなせる声優様でいらっしゃるんですね。
ま、F&Bの話は横に置いておいてっと。

本作では、たぶん、よろず君。黒くなりませんね。どんどん白くなっていくのでしょう。
たぶん、すごくすごく十亀のことを好きになっていって……
でも、その時、十亀の過去が立ちはだかる! みたいな。
たぶん十亀の昔の恋人が、死んだのでしょう。
未だ過去の亡霊に囚われてる十亀に、悩み苦しむ よろず君……
っというような展開でしょうか?
漫画は、もっと先が出ているのかな?原作未読ですいません。
ただ木原先生なので、もし続きがあったら、ただでは済まない気がします。
そう言う意味でも、ホント 続き、おねがいしますっ!




++最後に。++

いいんじゃないでしょうか、このCD。
モノスゴ・オススメ ってわけじゃないですけど、最近のBLCDに少しでも「あんま欲しいものないカモ……」と感じてしまった方には、オススメできます。
恐るべし木原氏。
やはり、人気がある作家さんだけあって、おハナシが巧いです。


激しくオススメの点:

この寸止め感ですかねぇ、やっぱり❤





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6月の新譜チェック3★BLCD「御曹司の口説き方」 [BLCD]

6月の新譜チェック3BLCD「御曹司の口説き方」
onzoushinokudokikata.jpg
総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★☆

原作:鳩村衣杏
出演:安元洋貴×立花慎之介
梶裕貴

内容紹介:
お固い華族出身の眼鏡強気女王様御曹司「千里」×ワイルド系千里と大金持ちの跡取り息子「虎之介」。
幼馴染の二人は20年来の犬猿の仲。なぜなら、二人は2才年下の、愛らしい「勇美」に想いを寄せるライバル同士だったからだ。そんなある日、突然勇美が結婚すると言い出す。虎之介は、婚約者の彼女を監視するため、わざわざマンションまで買い取り、千里とそのマンションに一緒に同居し、勇美の結婚を阻止する計画を立てようともちかけるのだが……

感想:
全国推定5千万人(?)いると予想される腐の皆様方。
キタ―――( ゚∀°)―――!!
で、ございますよ。ドリームキャスト!
その上、面白かった!

「買い」です。このCD。

久々に、眠くなることなく、頭は冴え冴えしたままで、最後まで聴けました。(地下鉄の犬は、眠気のため、3回程聴き直しましたが、未だ最後まで到達せず……のまま終わってます)
聴き終わった後のそう快感。まるでさわやかな風が吹きすぎていくような、そんな感じですがすがしさとともに、安眠できること、保証いたします。

ま、一つ気になったことと言えば、イラストですかね。
わたくしは、高階祐さまの大・大・大ファンであります。「タナトス……」の軍人の挿絵なんて、鼻血ものでした。でもでも……。今回の作品には絵が綺麗過ぎるというか……高階祐さまの絵ってステキすぎて、美男すぎて……。本作を、高階祐さまのイラストを想像しながら聴くと、このようなコメディタッチのものには、お顔が綺麗過ぎて雰囲気があわないというか、どうかなと。チラッと思ってしまったのでありました。ま、わたくしの場合、正直、本作、ジャケ買いっていうのも購入の理由としては大きかったわけなのですが。


++ストーリー++
みーんな丸く収まる。終わりよければすべてよし。なストーリー。
コンパクトに。
でも、面白くまとまっています。
「御曹司を口説く」というよりは、「御曹司を手の上で転がすさじ加減」をよく知っている虎之介の計略にまんまと乗せられた初な御曹司といったところでしょうか。
でも、その虎之介のさじ加減が、絶妙に面白い。
典型的な強気の女王様・千里を虎之介が、どんどん手繰り寄せて、からめとって、自分のモノにしていく様がとってもGOODでした。


++声優様++
慎ちゃん。
いいっすね~。「僕の知る……」とは全然違ったテイストです。
強気受け!の典型です。
それにこの方の喘ぎ声、好きですね~わたくしは。
以前にも一度言及いたしましたが、「女喘ぎ」にならない喘ぎ声っていうのが、イイんですね。しかも、嬉し恥ずかしな「いやいや……」受けですから、美味しすぎです。
あの、慎ちゃんのキュンキュンヴォイスとはまたちがった、強気な高嶺の花が、よくあっておりました。(でも、一瞬、岸尾D氏の低音ヴォイスとシンクロしてしまった?のは、わたくしだけ?)

安元氏。
うん、うん。こういうワイルドで筋が一本ピーンと通っているタイプ。氏にはピッタリですね。ガチガチに固まっている千里とは対照的に、余裕しゃくしゃくな感じで度量の広い感じがよく表現されておりました。この方は、「ヤブノナカ」のフリトでも思いましたが、結構本を読まれている「うんちく派」の方なんですね。わたくし、彼のそういうところ、嫌いじゃありません。今回のコメントでも、そんなところが見えました。
作品をちゃんと吟味して飲み込んで消化させて……という作業が、過去に小説を読んで来た方だと、その洞察力って、違いが出てくると思うんですよね。このお方は、そういった深いところまで見ようと努力されている、また見ることのできる声優さんなんだなと思いました。

梶くん。
「わ~い!元気っ子」って感じでしたね。「愛玩少年」みたいな妖艶な梶クンファンとしては、今回のヴォイスはいささかオコチャマすぎましたかな……。でも、例えどんなことになってても相変わらずよいお声。
フリトでも、「ああ、この子はちゃんと気付ける子なんだなぁ」っていうのがわかるコメントがちらほら見えて、関心いたしました。

++フリト++
面白かったです。三人の仲の良さが伝わってくる、とってもよろしい雰囲気でした。

激しくオススメの点:
6月の新譜の中で、今のところ、一番オススメなんじゃないでしょうか!





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6月の新譜チェック2★BLCD「僕の知るあなたの話」 [BLCD]

6月の新譜チェック2★BLCD「僕の知るあなたの話」
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:鈴木ツタ
出演:立花慎之介×森川智之
   鈴木達中×千葉進歩

内容紹介:2作収録。
前篇:「顔だけがとりえの中身オコチャマホスト」×「母親の昔の男でおやじなヤクザ」
後編:「お目当ての美形コンビニ店員見たさに毎晩深夜に通い詰める純な青年」×「コンビニでバイトする超キレイでヴィッチな定員さん」

感想:
イメージ通りで、❤❤❤ ◎な出来でした!
とくに、「冷たいさびしがり」が前回のBLCD「あかないとびら」を彷彿とさせる絶品です!
久々に、オススメできるCDですね~。
できれば、BLCD「あかないとびら」とセットでお勧めです。ところで実は、わたくし、今回は「僕の知るあなたの話」+「あかないとびら」(冷たいさびしがり)、めずらしく原作既読でございました。「あかないとびら」が自分の中でHITしまくっていたので、即原作をチェック!していたわけです。そのときから、「冷たいさびしがり」が、よいわ~って思っていたものですから、今回音声化されて、しかも、原作のイメージをうらぎってない、ナイスな人選に、わたくし幸せ~で、大興奮だったのであります。
そうですね~。
できればわたくしとしましては、最初にコミックをお手に取られて、それからCDというのがお勧めです。
ツタ氏の独特の「間」のようなもの、その雰囲気っていうのは、やはり原作であるコミックの右に出るものはないんですね。それを押さえつつ……CDをお聞になる。それがベストでございます。


というわけで。
鈴木ツタファンの方々→「買い」期待、裏切ってません。
声優萌えの方々→「買い」 各人、素敵で萌え度アップ保障します。
BLCDを純粋に楽しみたい方→ さっぱりしてるけど、あったかい感じ。でもところどころで笑えるっていうテイストが好きな方→「オススメ」たぶん、コミックにも手を出したくなると思います。
という感じですかね~

ということで、詳細な感想に参ります。

++僕の知るあなたの話。++★★★☆☆
ストーリー。
ま、なんつーこっちゃない、どこにでもありそうなラブストーリーですよ。でも、そこがツタ氏マジックですよ。“母の昔の男”“母に虐待されて逃げて来てる”とか“母が殺された”……とか、エグイ言葉がでてくるわりには、全体的にほのぼのしてます。大丈夫。全然エグくありません。安心して聴けますよ。

慎ちゃん。
あああっ~。またもやメロメロにされてしまいましたよ。そのキュンキュンヴォイスに!
とくにすがるような、泣きっ面ヴォイス。少しかすれ気味ななんともいえない、カワイイヴォイスに、今回も例外に漏れず、鼻血ブーでございました。

「こんなに幸せな気持ち……」って、もう、エンジェルヴォイスでしたよ。わたくしには、何人かのエンジェル様たちが天上に向かってはばたいてゆかれるのが、見えましたよ。

……ステキでした。


モリモリ。
いいかんじで、野太いお声でチンピラってます。いつものダンディな感じとは、今回ちょっと一線を画しております。そ/れ/が、ま~、ハマってるんですね。原作の絵のイメージにもピッタリです。
そして、今回、ご注聴いただきたいのは、モリモリが「受け」ってトコですよ。しかも騎上位が好きな「男くっさい」オヤジ受けなんですね~。
マッパシーンの喘ぎ声に、是非、ご期待ください❤
すっごー、オヤジ入ってますよ~。



++冷たいさびしがり++★★★★★
これに関しちゃ、★を5つ出せるくらいのピッタンコ度です。
トレヴィアンなできでございます~!!!


ストーリー。
この作品、既述の通り原作のコミック読んだ時から気になってました~。
BLCDWIKIで、どなたか「尚」を“浮世離れした年齢不詳のヴィッチ”と表現されておられましたが、まさにソレ、ソレ、ソレ~!!!!なのであります。
尚の天然と村岡のあたふたする姿が、もう、絶妙なのであります。
鈴木ツタ氏の魅力が全開になってて、すっごく楽しめました。
あぁ~。美味しかった❤ ごちそうさまでした。

声優様。
たっつん氏。
「あたふたっぷり」+「パニックな心のヴォイス」が、カワイすぎて、
んんんっ~❤ お耳に非常によろしいのです。

千葉ちゃん氏。
対して受けの千葉様の「尚」。これまたピッタンコですよ~。
ツンとした美人なお声なのに、どこかボケ入ってる……感がすっごくよく出てました。
もう、ウハウハな出来栄えで、大満足でした。

激しくオススメの点:
慎ちゃん→泣きっ面ヴォイス+「幸せ……」のキラキラセリフ。
モリモリ→イクときの声がオヤジくさっ!なイキヴォイス!
たっつん→大慌てで、カワイイ!
千葉ちゃん→ハマりすぎっ!

++最後に。++
このCDの人選された方、Thanx❤
久々に、幸せな気持ちにさせていただきました。

オマケ:
一部ネタバレ有のため、反転いたします。CTRL+Aで反転させてね。

今回CDに同時収録されている前話と後話。 コミックの方では同時に収められてはいないものの、実は、一部連鎖しております。 僕の知る……でチョコッと登場した無愛想ホスト「尚」のその後が、「冷たいさびしがり」というわけです。 ちょっとしたツタさんの「仕込み」。やってくれますね。 「僕の知る……」で、確か尚は刑事の西島さんと養子縁組して 幸せになったはずなのに……ん? 「冷たい……」では、西島さん死んだことになってて、 もう過去バナになってる!? えええ~っ! ってトコロ。注目ポイントです。 一体尚になにがあったんだ~!!!! ……そこにも、かなりのドラマがありそうで……。 ものすごーく気になります。 あんなに無愛想だった尚が天然に……。 もー本当に一体何が起こったの!!!! と叫びたくなるような、そんな、妄想ポイントでありますので、 そんなことも一人悶々と想像しつつ、オマケ終わりに致します。




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6月の新譜チェック①★BLCD「妄想エレキテル2」 [BLCD]

6月の新譜チェック①★BLCD「妄想エレキテル2」

今月、も~、どうしちゃったんでしょうか!!!!
羽多野氏、梶氏、立花氏…… そして、神谷氏までもが BLCDご出演だなんて。
なんてドリームな6月なんでしょうか!!!!
もう、この方々の最新のお声が拝聴できるだけで、「祭りだ、祭りだ~」という感じです。
で。
CDの出来上がり具合はというと……。
早速見て参りましょう❤

今回はまず6月新譜感想第一弾「妄想エレキテル2」です。

BLCD「妄想エレキテル2」
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総合 :★☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :☆☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :☆☆☆☆☆

原作:ねこ田米蔵
出演:安元洋貴×前野智昭
梶裕貴、川原慶久

内容紹介:ご近所で幼馴染の2人はやっと恋人同士になったのだけど……。「春平」の心の準備と体の準備がまだできてなくて、なかなか合体が実現されず……な、毎日をドタバタコメディで描きます。後半は、「ふみ」にイロメを使って近づくあやしい一年後輩の美術部員「葉場」が登場して……さらに波乱の予感!?
ねこ田氏の爆笑会話センスが光る作品です。

感想:
++ストーリー。++
内容ゼロなラブコメです!
しかし、ねこ田氏独特の会話術には、やはり、ちょこちょこ、笑わせていただけます。
そう言う点で、面白いCDと言えるのかもしれません。
さてさて、本CD。第一弾が面白かっただけに、期待も大でございましたが……。
正直な感想。
前半は前作の後バナ的な感じで、後半は次話に繋がる前フリ的な感じが、本CDです。
前野氏や安元氏のファン様方を除いた一般BLCD視聴者としては、お金を出してコレクションに加えるというよりは、もしBLCDのレンタルみたいなものがあるのなら、一度聴けばいいかな~という印象です。(辛口でごめんなさいっ!)決して作品批判ではありません! ひとつのCDとして聴く分には、先程もいいましたとおり、後バナ+前フリな感じで、なーんとなく中途半端な印象を受けちゃうんですよね。あくまでも「繋ぎ」的な。
終わり方も、「意味深」(←死語!)ではあるのですが、正直「え?」という感じで、ブチって突然切れてる感じで終わってるんです……。
ま、
この流れからすると、たぶん近いうちに第3弾が出るような気がいたします。
ねこ田氏マジック。面白くないわけではないのですから、第3弾に期待したいですね。

++声優様++
前野氏。
最初から最後まで、いや~も~っ、テンパってます。
お疲れ様でした。

安元氏。
前回も思いましたが、なんとなくダンディすぎるヴォイスが、キャラと合わない様な気が……。
って、皆さま、勘違いなさらないでくださいねっ!!!
わたくし「ヤブノナカ」以来、大の安元ファンですからっ!決して批判しておりません。安元氏にはそのテノールヴォイスで、思いっきりクサいキザなセリフを口にしていただきたい……個人的な希望ですので、今回の控えめなキャラには、ご本人もフリトでおっしゃっておりましたが、やや不完全燃焼的な気がわたくしもいたしました。


梶氏。
いや~。お声を拝聴するだけで、腰砕けそうです、わたくし。
しかも、ドS発言がたまりません。 ステキ過ぎます、梶クン❤
もっと、もっと登場して~!!!! できれば、メインで❤

川原氏。
ちょっと聴いただけではわかりませんでしたね~。誰のお声か。キャラとしては、面白くなりそうなので、その変態っぷりが炸裂することを祈りつつ、次回作に期待いたします。


フリト。
案外、面白かったですよ。
川原氏。スマートなお声出していらっしゃる方とは思えない程、コミカル発言多発!
素は面白いお方とお見受けいたしました。
それにしても梶氏。よいお声❤(←しつこいって!!!)


激しくオススメの点:
それはもちろん、フリトでの「カジでドSのタチです!」の梶氏の発言に決定!



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武内健の強気受けイヤイヤ喘ぎがステキ過ぎる❤BLCD「全寮制櫻林館学院2~ルネサンス~」 [BLCD]

武内健の強気受けイヤイヤ喘ぎがステキ過ぎる❤BLCD「全寮制櫻林館学院2~ルネサンス~」
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★☆

原作:雪代鞠絵
出演:鳥海浩輔×武内健 
岡本信彦、緑川光、宮田幸季、野島裕史

内容紹介:
感想:優等生の「白伊香月」は、ソルトラムと呼ばれる学院の特権をもったエリートの集団のメンバーの一員だった。香月は「とある家庭の事情」から、どうしても次期生徒会長の座を手に入れいと願っていたが、生徒会長の座を手に入れるには、ソルトラムの負の伝統である「子羊狩り」と呼ばれる非人道的なゲームで、その勝利を勝ち取らなければならなかった。そんな時、幼馴染で問題児の「奥園蓮」に、「体を自由にさせるという条件で、お前を生徒会長にしてやる」と取引を持ちかけられ……
全寮制のカトリック系男子校で繰り広げられる学園ラブ。

++作品について++
ど~して?
BLCDWIKIでは、ボッコボコのコテンパンにされている本作。
「後味悪い」とか「残念」とか「人の気持ちを踏みにじる」だとか「聞くに堪えない作品」だとか「聴く人を選ぶ」……などと、散々に言われてましたが…… 

黒キャラ大好きっ子のわたくしから言わせれば、すっごく萌え萌えでトレヴィアンでしたのに~!!!!
えええっ~?みなさん、ど~して????

……っていうことは、大抵のBLCD視聴者の皆様は、幸せな気持ちになりたくて、BLCDをお手に取られてるっていうことですよね?。

……でも。
わたくしの場合、ついつい地の性格上、「ハピエン」というよりは「仮想現実」に重きを置いてしまうものですから、いかに「非現実的」で「ドラスチック」であるかってトコに萌えを感じてしまうんです。不幸とか悲劇って大好き設定だし。
とくに「追い詰められる」設定に、激萌えなわけなんです。
(ま、正直、わたくし、変態趣向なわけなんですけど……)
だから、わたくし的には、GOODだったんです、本作。とっても❤

注)多少ネタバレあり!
確かに、本作。みなさんコメント入れていらっしゃる通り、「子羊狩り」っていう設定自体?であるし、「真琴」を利用して踏みにじり、「終わった?」で片づけるあたり、人道的じゃありませんね。不快に思われる方、多いのもうなずけます。

どなたか「そこには愛がない!」なんてコメを入れてらっしゃった方もいらっしゃいましたが、変態趣向のわたくしは「愛」感じちゃったんですよね。

原作未読なのであくまでCDからの感想ですが、お相手が、あのケンケン氏ですよ。
すっかり、どっぶりトリさんにシンクロ状態。感情移入できちゃったわけですよ。
「一点の汚点もない、高潔で美しい」ものを「この手で汚してめちゃくちゃにして、その泣き顔をみたい」っていう屈折した気持ち(←まあ、いじめっ子の心理ですな)も、逆に「いまさら告るなんてできないっ!こんなサイテーな理由でも付けて自分自身を徹底的におとしめることで相手が手に入るんだったら、それでも構わないっ」みたいなアンヴィヴァレンツな感情(←高慢にみえて実は必死ってことですな)もわかってしまった、わたくしでありました。
ケンケンにあんな喘ぎ声聴かせていただけるのであれば、
悪事に手を染めてしまいますね……
大抵の腐の方々は……
そんでもって、ケンケンの方は、素直になれなかった女王様ってことですよ。トリさんに自分じゃ壊せなかった殻をぶち壊されて、やっと素の自分に解放されたっていうか……。
このお方にも、きっかけとしての「何かの理由」が必要だったというわけですよ。
その理由が「脅迫されて……」っていうことだから、自分を正当化する理由にもなるし、逃げ道もちゃんとある。
ある意味、「さ、素直な自分になって」っていう、トリさんの愛(?)とも解釈仕様によっちゃできなくもない……かも?!
ま、一方、岡本氏は、考え方によっちゃ、いちばんオイシイんじゃないでしょうか!
ウブ→世間にもまれて涙。→黒降臨!ということで、妖艶に魅力が増していく
→スピンオフ
みたいな展開!?ということで、結果的には、ハピエンじゃないっすか!
ああ、ここまでくると、わたくしのオバカさ加減にも拍車がかかりすぎましたです。
相当オバカまるだしな記事になってきましたので、妄想談義はここらでとっととおわりにして、次、声優様に参ります。

++声優様。++
武内健氏。
もう、最近飛ぶ鳥を落とす勢いで、売れに売れて、引っ張りダコの武内健氏ですが、本作でもやっぱり、光ってます。ぴっかぴかに光りすぎています!!!!
も~、このお方、強気受けがにハマりますね、本当に。「女王様」をやらせたら、右に出る者ナシでございますな~。最近聞いた「してみて。」なんかのキャラより、私は断然、こういう強気な女王様タイプのケンケンヴォイスが堪らなくスキですね~。
強気な女王様が蹂躪されていく……って設定がおいしすぎて、わたくしの❤をぎゅぎゅぎゅっと掴んで離しません。
特にトリさんに無理やり犯されてるマッパシーンなんて、良すぎて鼻血ものですよ。素晴らしすぎて、ついついリピりたくなる、そんなトレヴィアンな出来です。

岡本信彦氏。
いいですね、このお方。フリトで緑川氏も言っていた通り、声にほんと、「ピュア」さがあります。また宮田氏とはちがったショタの魅力全開ですね。前回もチラッと5月の新譜の「花が……」でも触れましたが、聞いていてさらっと流せない、キラっと光る何かがお声にあるお方です。とっても魅力的ですね。
3の方で、やや黒キャラに化けた岡本氏のヴォイスが拝聴できるわけなんですが、
もう、黒ヴォイスが、たまんないっす。
いっそ、岡本氏、腹黒ショタ、しかもメインで、どど~んとご登場願いたいですね~。ああ、でも、腹黒ショタメインって厳しいかぁ~。
じゃ、メインキャラ優先ってことで、いたぶられまくるっていう設定でもOK。いやいや、ともすると、ノジケン氏あたりがやりそうな強気な女王様なんてのもいいかもしれません。ああ、妄想するだけでも❤ 
とにかくBLにもっともっとご出演くださ~い!できれば、メインで、ね!

鳥海浩輔氏。
「ワル」なトリさん。キャー見事な意地悪っぷり。とってもステキです。
それに高校生でもまったく違和感なしのびっくりヴォイス。
さすがの「お手前」でございます。

……と、いうわけで、結論からいうと、「聴く人を選ぶ」CDということでございました。
一般的には→NG
SM気質の方→◎
であります。

++オマケ。++
① フリトも聴きごたえ十分で、とっても面白かったです❤
② クラシックのBGM いい味だしていて、カトリックな学園の雰囲気を盛り上げておりました。しかし、クラシックって「背徳感」を演出するのに、これほどの効果をもつとは! BGMの力、恐るべしですね。

激しくオススメの点:
① まず、第一弾 ~ゴシック~編から聴かれることをお勧めいたします。少なからずも原作者が「ソルトラムの子羊狩り」っていう設定をどういう意図で設置したのかがわかるので、いきなり本作を聞くよりは、抵抗感がやわらぐかもしれません。
② 3作中、わたくし的には断然、この2「ルネサンス編」がオススメですね。
③ ケンケンの悩殺イヤイヤ喘ぎをたっぷりとご堪能あれ!



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5月新譜チェック!BLCD「八月七日を探して」+「花は咲くか」+「無慈悲なオトコ」 [BLCD]

5月新譜チェック!BLCD「八月七日を探して」+「花は咲くか」+「無慈悲なオトコ」

めっきり新作の数も少なくなった昨今であります。大きなレーベルも倒産したりと、BLCD業界もなかなか難しいようです。そんな中で、あえてCD化ということだから、よっぽど中身のある作品が新譜として出てくるのかと思いきや、わたくし的には、結構、ええっ~?っていう残念レベルのものが多いのも事実。
最近の傾向として、劇的なドラマチック性を求めるよりは、じれったい二人がなかなかくっつきそうでくっつかないといったようなイライラ系王道ストーリーのCD化が多いような気がします。
ま、そういう無難な萌えが、一番確実に「売れる」ということなんでしょうケド。
わたくしから言わせれば、それ系の作品は、ただの「退屈」なイライラ作品にしか聞こえないわけなのですが・・・・
ま、そんな中でも、今回ご紹介するこの「八月七日を探して」と「花は咲くか」は、イライラ系王道路線ではあるけれど、比較的ボリューミーな仕上がりとなっているし、食後の充足感みたいなものが味わえる出来には一応なっているので、「典型的なハピエンもの」を好まれる方には、よろしいかと思います。



「八月七日を探して」
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総合 :☆☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :☆☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :☆☆☆☆☆

原作:樋口美沙緒
出演:羽多野渉×寺島拓篤、 野島裕史

内容紹介:八月七日の嵐の夜、学校の階段からの転落事故で3カ月分の記憶を失った「涼太」は、記憶喪失の間に男に強姦されていたらしい記憶の悪夢に襲われ、苦しめられていた。その強姦の犯人は、幼馴染の「恭一」なのか、それとも、一学年年長の生徒会長「北川」なのか・・・・・涼太をめぐる、ちょっぴりサスペンステイストの三角関係ラブ。

感想:
++ストーリー++
ハッキリ言って、このストーリーの作者に大きな疑問を投げかけたい!
「何故、強姦なんですか」と?
ヤンデレ大好きっ子の腐国ノ狂王としては、そこの意図が見えてこない本作、理解できません。っていうか、どうして強姦でなければならなかったのか、という点が、?なわけですよ、この作品!!!!

――記憶喪失。嫌いじゃない展開です。記憶を失った時、何が起こったのか?という疑問は、サスペンス的な要素をもって視聴者をぐいぐいとストーリーに引き込んでくれます。
本作も、そうでした。「強姦した犯人は誰?」幼馴染?それとも、話のわかる先輩?的な疑心暗鬼は、視聴者の興味を引っ張るのに十分な力をもっていることも確か。
でも、最後まで聞いてみれば、オチは「?」な、訳ですよ。正直言って、本作は!

ちょっとネタバレ要素アリ+グチの為、OKの方のみ、ここだけCLRL+Aで反転させてね。

すれ違いってだけで、強姦行為に及ぶのでしょうか、フツー? 売り言葉に買い言葉で寝てたって!? だからって、強姦行為に及ぶもんなんでしょーか?  なんか、不自然な気がします。ただ単に、読者に気を持たせるだけの目的で「強姦」設定を持って来たんだったら、違う気がするんですよねぇ。「強姦」設定をもちだすんだったら、「記憶喪失の間、強姦されてたっていう悪夢に苦しむ」って設定が導き出されるだけの理由の部分をしっかりとしてほしいわけですよ。どうしてそういう行為にいたらなければならなかったのか、っていうトコロ。だって、そこが大事じゃない? 衝撃的な事実ににあうだけの、それ相応の理由。それなのにその理由が、「単なるすれ違いだった」とか「売り言葉に買い言葉」とか「意地はってた」とか「正直になれなかった」っていうのは、理由として弱すぎる気がしてなりません。この手のイライラ系王道ハピエンものには、「男と寝ていたらしい」っていうだけで充分だったのではないかと思うわけです。 ま、一言でいえば、本作、ひっぱるだけひっぱってきて、最後まで聞いてみれば、「え?」って拍子抜けさせられるってことです。 「強姦されてた」っていう衝撃度と、その「理由」を天秤にかけたら、ぜんぜん、つりあわない。そこに私は強い違和感を感じます。原作者様が、「強姦設定」を「そこに至る理由」に重きを置かず、ただ単に「読者の興味をそそって、そこそこひっぱる」ってことを意識してるんじゃないかって勘ぐれちゃうところが、わたくし的にはどーにも「むしがすかん」のであります。 が。

皆さまは、どんな感想を持たれるのでしょうか?


++声優様。++

羽多野氏。
羽多野氏ご出演ということあって、腐国ノ狂王としては、もちろん、過度のヤンデレ展開を期待していたわけです。
で?
――う・・・・ん・・・・正直、ヤンデレ・ボルテージは低かった・・・・・のであります。いえね、ヤンデレ要素は、あるんですよ。でも、今回の羽多野氏。本来のヤンデレプリンス振りをしっているわたくしからすると、あまりにも微弱すぎる演技でございました・・・・

本気出したら羽多野氏が、どんなんか知っているわたくしだけに、残念な感じです。
きっと、本のセイだと思います。本が、羽多野氏を使いきれていないというか・・・・
ま、それだけこの「恭一」ってキャラが中途半端な設定っていうことなのかもしれません。
もうちょっとヤンデレプリンスとしての本領発揮の場をつくってほしかった・・・・という気がしました。

でも、マッパシーンでの「エロ吐息」使いに注聴!!!
氏は、ヤンデレプリンスだけでなく、エロ吐息プリンスでもあります。
キスシーンでの自前SEも、ちゅーちゅー音立てて、すごいっす❤
流石! お上手!


寺島氏。
うーん。寺島氏に関しても、「ヤブノナカ」の神降臨の絶叫シーンを知っている私だけに、どーにも物足りなさが感じられてしまいました。やはり、この本のセイなんですよ!
もったいなーい!
最後のマッパシーン。ちょ~長。イライラ感さえ、感じた程です。
これもきっと本のセイでしょう。

野島兄。
らしくない役ドコロかなと。でも、こういう、かる~い感じの掴みどころのない役も、考え方によっては、新鮮な感じでいいかもしれませんね。萌えは正直、皆無でしたが。


フリト。
面白かった!24分というヴォリューム。声優様方の、オタッキーな一面も堪能できるので、是非聞いてみてください。



「花は咲くか」
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総合 ☆☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :☆☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :☆☆☆☆☆

原作:日高ショーコ
出演:森川智之×近藤隆 

内容紹介:37歳広告会社勤務のリーマンが、偶然知り合った20歳近くも年下の無愛想な美大生に恋をする物語。

感想:

++ストーリー。++
タイトル通り、「花が咲くまで、もっのっすっご~く、時間がかかります」っていう、お話です。これまた、イライラします。どーしてこうも、最近、この手のイライラ話がブームなんでしょうか、BL業界は!
何が起こるわけでもなく、ちっちゃやな心理描写が永遠に・・・・・
ほんと、忍耐力がいります。
悪くないんですよ、出来は。
「八月・・・・」より、本はいいと思います。ただ、「花は今日、明日で咲かない」ってことですよ。忍耐強く、水を上げ、コツコツとその成長を見守って行く・・・・
この、忍耐力がない方には、本作は全く向きません。
こういう無意味な紆余曲折っていうのが、最近のBL業界の「萌え」の主流ってことなんですかね~

ま、本作、ちまちました心理描写が連続130分あまり続くオナハシであります。

++声優様。++
森川氏。
BLCDWIKIにもコメがあるように、若い!感じな、もりもりです。
しかも、フツーのリーマン全開です。こんなヘタレな帝王も新鮮でいいかもしれません。

近藤隆氏。
う~ん。こういう、感情表現の乏しい、繊細な役ドコロは、近藤氏の本領を発揮できない分野なのではないでしょうか?わたくし的には、近藤氏、タナトスやF&Bのラウル、などのような、腹黒い役がぴったりな気がします。言葉の端々にこの嫌味なほどの自己愛に満ちた腹黒さをちりばめるのが非常にお上手な声優さんだと思うんですね、このお方。だから今回のように、何考えてんだかわかんないような役ドコロだと、言葉の端々に近藤氏独特の黒いニュアンスをちりばめようがないっていう感じで、主役なのに印象は薄い感じでしたね。ま、ツンデレ路線ではある役ドコロなんで、このツンの部分に、萌えを感じなくもありませんでした。


鈴木達央氏。
定番、いじめっ子です。ホント、いじめヴォイスのプリンスですね、このお方。
ぴったりでした。

岡本信彦。
よかったかも!このお方が、一番、よかったのかも!
萌えましたね~、この、黒さ加減に!
そういえば、「全寮制櫻林館学院 シリーズ」で「真琴」やってましたよね~。
久々岡本ヴォイスを聞いて、また「全寮制・・・」聴き直したくなりました。


「無慈悲なオトコ」
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総合 :☆☆☆☆☆
ストーリー性:☆☆☆☆☆
H濃度 :☆☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :☆☆☆☆☆

原作:桜賀めい
出演:保村真×遊佐浩二 水島大宙、緑川光

内容紹介:「ワルイコトシタイ」シリーズ 相川家次男で寡黙な年下男子「久遠」×白羽家長男で淫乱美人「七王」編

感想:もう、散々でした・・・・
正直このCD、ゆさゆさご出演という以外、な~んの意味も見出せません。
陳腐なお安いストーリーで、がっくり。
視聴者はもう、退屈このうえない。
保村氏は、棒読み気味で全く萌えを感じさせないし。
しかし、ゆさゆさ氏は、サスガのお仕事ぶりです。完璧なまでの相変わらずの安定したお色気ヴォイスで視聴者の期待は裏切りません。マッパシーンも、「あっぱれ」な、ゆさゆさ氏でありました。ぶっちゃけ、この作品、本当にゆさゆさ氏に支えられた作品です。ゆさゆさファン限定のオススメ度です。



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回を追うごとにどんどんハマる!コユイ魅力の★BLCD「男が男を愛する時シリーズ(全)」 [BLCD]

回を追うごとにどんどんハマる!コユイ魅力の★BLCD「男が男を愛する時シリーズ(全)」
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総合 ★★★★★
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★★
声優萌え度:★★★★★←桜井孝宏氏に捧ぐ

原作:新田裕克
出演:中田譲二×岩永哲哉
   鳥海浩輔×岩永哲哉
   桜井孝宏×鳥海浩輔

内容紹介:新宿歌舞伎町カリスマホスト達が繰り広げる、昼メロ系コユイドラマ。

感想:
++作品。++
古典だし、しかも長い(シリーズ全部集めたら9枚もある!)
けど、面白い!
意外なほどにハマル作品です。
シリーズ1枚目が一番面白くありませんね~。でも、ここで聞くのをやめたら、絶対、損します!だって、だって、回を追うごとに、その世界観と面白さにハマっていくんですからっ!!!
シリーズ3枚目の最後に番宣があるんですが、ソレ聴いたら、もう、鳥肌ですよ。まるで映画みたい!え~、どうなっちゃうの~って!!!!この番宣を聞いた瞬間、ハマりますね。
もう、続きが知りたくて知りたくて。。。。みたいな。あとは、一気に最後まで。。。。いってしまいます。
この作品を一言で例えるなら、新田作品というもともと脂っこいとんかつに、ウスターソースというよりもとんかつソースをかけて、さらにコユクしていただくといった感じでしょうか。胃がもたれるってわかってるのに、たべちゃう!みたいな感じ。よくわかんない例えになってしまいましたが、ま、一言でいえば、コユイということです。ストーリーも、ありがちな話しなんだけど、まんまとのせられちゃうっていうか、のせられたくなっちゃうというか。。。。。
たぶん、正直、新田先生ということで、絵づらがダメと、喰わずもの嫌いになっちゃってる方が多いとと思うんですね。でも、CDなら、絵づらに抵抗があるかたでも、この世界をたっぷりと楽しめます。
正直、BGMなんて、これでもかっていうぐらい聞くに堪えないコッテコテだし、場面も、「え?これさっきおんなじの聞かなかったっけ?」と思うような箇所がシンクロしていくつか出てきたりして、多少???なところもあります。でも、それは、新田作品ということで、独特の空気感はお約束。そのうち、耳も慣れます。わたしとしては、「春抱き」よりも、こちらのシリーズの方が断然好きですね~。
もう、とにかく途中でやめられない、最後まで一気に聞いてしまう、大作であります。原作10年、収録5年ということですから、今となって、一気に全編を堪能できるのは、ある意味贅沢なのかもしれません。古いし、枚数も多いので入手困難ではありますが、やはり一気に聞いてほしいCDです。

++声優様。++
タカピロ氏。
そして、本作の最大のオススメポイントは、タカピロこと桜井田孝宏氏であります!
もう、信じられないくらい、タカピロの魅力炸裂です。
お馬鹿で口の悪い黒キャラから、一途で切ないヘタレキャラへと化けます!
そして、攻め!
タカピロファンでないわたくしも、今回ばかりは、すっかり彼に持ってかれました。
もう、ホント、切ないんです。。。。。。
このキャラ、本当にタカピロにハマってます。もう、彼以外の誰かなんて想像できません。
もう、可愛いから、是非、聞いてみて~。

鳥ちゃん。
相変わらず、安心して聞ける演技ですね。今回は受け攻め両方です!
ぐだぐだになる鳥ちゃんを堪能できます。

中田譲二×岩永哲哉。
中田さん、ハマり役ですが、多少、滑舌が気になる箇所があります。
岩永さんの「鷹秋」というキャラ、私的には?でしたが、喘ぎはいやらしかったです。


鳥海浩輔×岩永哲哉。
だから、ホント、岩永さん、喘ぎがみょう~にいやらしいんです。

桜井孝宏×鳥海浩輔。
もう、タカピロに感情移入し過ぎて、やっとマッパシーンにこぎつけた時にゃ、達成感で聞く方が冷静でいられないくらいでしたね~。ま、シーン自体はあまりエロ度はない感じしました。

激しくオススメの点:それは、せつないタカピロ。そして、意外や意外にぐいぐい引き込まれるストーリーでしょうか。是非、お試しあれ!



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グロい!けど、イイ!ゴシックホラーの傑作★BLCD「アニマムンディドラマCD第二弾 暗黒編「結社の狂宴」 [BLCD]

グロい!けど、イイ!ゴシックホラーの傑作★BLCD「アニマムンディドラマCD第二弾 暗黒編「結社の狂宴」
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総合 :★★☆☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★☆☆☆

原作:花梨エンターテイナメント
出演:諏訪部順一×置鮎龍太郎
緒方恵美、佐々木仁志、安元洋貴

内容紹介:BLゴシックホラーアドベンチャーゲームのドラマCD化 第二弾。
貧しいスラムの少年ダッシュヴィットが一夜の豪勢な食事と引き換えに得たものは、秘密結社の党首サントイッチ伯爵の本拠地がある地下に監禁され、毎日死体を処理する仕事だった。。。。。


感想:今回、ゲームのCDドラマ化ということで、ゲーム未プレイの方には、? と心配になるかたもいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫。何を隠そう、わたくしも、未プレイでございます。
でも、全然OKでした。しっかり、ついていけましたですよ。

さて、なんて言っても、ゴシックホラー!ゴシックホラーですよ!!!
もう、うっとりです。

まず、OSTがすばらしい! ゴシック感をものすご~、盛り上げてます。もう、この曲調だけでイケそうです。このすばらしい音楽が、このCDの価値の80パーセントをしめていると言っても過言ではございません。
そのすばらしい音楽がCD化されております。特に、その中のTRACK12「背徳の美酒」が魂抜かれるほどの美しさで傑作です!

つぎに、グロいストーリー。ま、ゲームということで、3弾までCDがでています。それぞれのルートでということでしょうから、それぞれの話が全く違った展開を迎えることは言うまでもありません。他CD、第1弾☆☆☆☆☆、第3弾☆☆☆☆☆ と拝聴しましたが、秀作なのは、正直、この第2弾のみです。


さて、今回拝聴した、この2弾、秘密結社編では、ダークで、かなり流血ありな展開です。グロが苦手な方には向かないかもしれません。
でも、サンドイッチ伯爵のドS発言に、もう、ドキドキ❤
すわべっちのエロダダ漏れヴォイスに、もうキュンキュン。
そして、極めつけ、おっきーの、やばやばエロボイス喘ぎに、イキまくり!
な、わたくしでありました。
悪くありません。
いや、むしろ、超イイかもな、CDでございました。
このテの世界が好きな方には、たまらんCDであることはもちろんのこと、そうじゃないお方にも、ちょっと変わった毛色のCDを聞きたい方には、お勧めできます。


++GOTHIC。++
ああ!来ました。ついに、来ました!ゴシック。個人的に大好物です。ちなみにわたくし「スカル」ファンでもあります。(←全然関係ないけど。)
ゴシックといえば、イラスト業界で超有名な、VICTORIA FRANCES。
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皆様、ご存じでいらっしゃいますか?このお方のイラストも、超ド級のすばらしいセンスで、ゴシック界の女王に君臨されているお方であります。カラスの横に座り込む少女、百合を想わすキスシーン、血のバスタブに浸かる少女。。。。魂を抜かれる絵ばかりでございます。あ、でも、この方、非BLです。是非、このお方に、わたくしとしてはBLを描いていただきたいですね~。

っと、ちと、脱線いたしましたが、本題に戻りますと、
GOTHIC。と言えば、日本では「ゴシックロリータ」なんて言葉が頭にすぐに浮かぶほど、女子のイメージがありますが、ヨーロッパでは、男子が、ちまたにはびこっているんです!!!道のあちこちに、ゴシック男子ですよ~❤ ゴシック男子の特徴は、美しいお顔にロン毛です。ああ!まさにど真ん中❤ ヨーロッパですから、お顔も、そんじょそこらの日本の美形とはちがいまっせ~。超ド級の長髪美男子さまが、あちらこちらに。バスの中にも、地下鉄の中にも、歩道をあるいていたりもする。。。。。というわけで、出没率はかなり高め。ヨーロッパでは、ゴシックは男子が王道なのでした。ヨーロッパ行くなら、歴史的建造物見に行くより、ゴシック男子見学した方が、日本の腐男子・腐女子の皆様にはよろしいかと。
そんなことを考えている、ついこのごろであります。

++声優様。++
おっきー。
前から、置鮎氏。エロいエロいと思っていたが、ヤバっ!やっぱりエロかった!
最後の最後にあるマッパシーンにもう、鼻血ブーでしたよ、わたくし。
サイコーのエロ受けでございました。
しあわせ❤

すわべっち。
もう、何しゃべらせても、エロダダ漏れになってしまうのは、周知の事実でございます。
今回は、外国人でもヘタレでもなく、スラム出身のガツガツした野性的なキャラの設定でありまして、結構、聞く側にしても、ワイルドテイストのギラギラした黒・諏訪部っちということで、こういうトーンも、諏訪部っちのBLCDとしては、なかなかめずらしいのではないかと。(けど、本編前半結構イタぶられちゃてますから、Sの方にはたまらないすわべっちがたのしめます。)そういう意味でもなかなか美味でした。

緒方恵美。
女子声優様でありますが、キャラにはかなりあっておりました。
なかなか悪くありません。でも、このトーンなら、女子を起用しなくても、鈴木千尋氏あたりでイケた気もしました。

佐々木仁志。
わたくし、正直、存じません。でも、Sキャラ的には、ステキでした。折角ステキなんだからさ。もっと、エロシーンにからんできてほしかった!
本編に佐々木氏×すわべっちが、一瞬あるんだけど、一瞬すぎて、心臓止まりました。
もっと、ここの場面。そう、諏訪部っちがSにいたぶられちゃってるシーンを、正直、3分くらいは、いただきたかった!と、残念であります。


++最後に。++
正直、グロいし、暗黒だから、暗―いし、ゲームやってないとわかんないしな、なCDなんだけど、でも、キラリと光る、非凡な印象を残すCDに仕上がっていますので、聞いてみてはいかかでしょうか。かなりのインパクトがあることだけは、確かです。


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BLCD「3軒隣の遠い人」 [BLCD]

BLCD「3軒隣の遠い人」
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総合 :★★☆☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★☆☆☆☆

原作:鈴木ツタ
出演:日野聡×野島裕史
平川大輔、鈴木達央、羽多野渉

内容紹介:幼いころから「光也」は、才色兼備の兄貴「利光」の3軒先にすむ近所の親友「昇」に初恋をしていたが、昇はいつも手の届かない存在だった。思い余って中学3年生の時、光也は、昇に強引にキスを迫り、その反応に卑猥な言葉を口走ったために、昇から絶交されてしまう。それからすぐに昇は引っ越してしまい、二人は音信不通に。。。。。ところが、10年後、3軒先に住むご近所として再会することから、再び恋心に揺れる光也だったが。。。。

感想:最近ブームなの?ってくらい、ご近所づいてる気がしますが、今回のご近所モノ。
悪くありません。
特別、何!っていう、ストーリー展開もインパクトもないんだけど、結構最後まで聞けてしまうから不思議です。
それは、きっと。
まちがいなく。

① かわいいノジ兄の仕業?
だって、かわいいんだもんっ。
今作では、「ノジケン」ヴォイスと見まごうばかりの、ふんわりヴォイスでご登場です。
ノジ兄といえば、わたくしのなかに「COLDシリーズ」が強烈すぎる印象を刻みつけておりますゆえ、本作のようなふんわりなヴォイストーンの印象から、正直、ノジケンなのかと思ってしまったほどです。
こんなキャラっていうも、けっこうイケてました。


② そして、本作、ちょい役の脇がなんと、豪華メンバー!!!のせい?
なんでこんなちょい役に、こんな豪華メンバーをもってくることができたのか、不思議なくらいです。とくに、「たっつん」なんて、超ブリブリヴォイスで、聞いているこっちの方が、赤くなってしまいました。

③ それとも、日野氏の静かな情熱を秘めた、色っぽいヴォイスが満載だから?


ま、ラストのストーリー展開が、突然のハッピーエンドすぎて、一瞬?っていう気も正直しないではありません。もうちょっと昇君が、光也にひかれていく描写が描かれていれば、自然な形での感情移入もできて、よかったように思いますが。。。。

そんな点を考慮すると、やはり、本作も、声優萌え ってことになるのかな~。
日野氏の色っぽいヴォイスで一途に思われるもよし。
ノジ兄のふわふわなヴォイスに翻弄されるもよし。
どちらかに感情移入して、声優様方のヴォイスを味わう。
そんなCDかもしれません。


++声優様++
日野様。
相変わらずの、色っぽいヴォイスです。このお方のヴォイスは、ほんと、「情がにじむ」っていうか、なんとも言えないトレヴィアンな余韻を残すことができるミラクル・ヴォイスであります。置鮎氏系のヴォイスなのではないでしょうか。うんうん、すごくすきかも❤
最近では「恋ひめやも」での一途さが、とっても印象的でしたね。
BL作品には、そんなにたくさんご出演されていない日野氏。そんな中でも、断然「攻め」が多い日野氏ではありますが、わたくしとしては、貴重な日野受けもかなりオススメですよ。メロドラマ仕立てのBLCD「征服者の恋」の方も、ご興味のある方は、是非聞いてみてくださいね。

野島兄様。
既述通り、ノジケンとシンクロするようなヴォイストーンです。
マッパシーンも、なんてカワイイ仕上がりなんでしょうか!
恥ずかしさを秘めた喘ぎ声は、けっこうエロかった❤
でもでも!!!あまりにも短いマッパシーンに「涙」!!!!!!
恥ずかしがりまくるノジ兄の喘ぎ声っていうの、もうちょっと「長く」お聞かせ願いたかったかな~と。


激しくオススメの点:
① ノジ兄:「めちゃくちゃきれいに洗ってきたから!」のセリフ!
② 日野氏:「ちょっとフ○ラもやってみようか」のセリフ!
どちらもステキ過ぎます。


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こんな「の太い」お声の低音波多野氏って、めずらし~かも!?な痛快ラブコメ★BLCD「全ての恋は病から」 [BLCD]

こんな「の太い」お声の低音波多野氏って、めずらし~かも!?な痛快ラブコメ★BLCD「全ての恋は病から」
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総合 :★★☆☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★☆☆☆☆

原作:凪良ゆう
出演:羽多野渉×間島淳司
内容紹介:世話焼き攻め×ツンデレ。サークルでの顔見知り同士が、お隣さん同士に。ひょんなことから、みょ~な病気をお互いにカムアウトしあうことになったことから始まるラブコメ。


感想:いや~もう、本作、羽多野王子の低音ヴォイスを堪能するためのBLCDとして、オススメ致します!ま、ハッキリ言って、いわゆるわたくし個人的な、声優萌えのCDです。
低音ヴォイスの羽多野氏×BLCDご出演希薄な間島氏 というのも、けっこうマニアにはたまらないのではないかしら❤

++ストーリー++
それが~。結構、楽しめちゃったんでございますです!
内容は、「え~?それは、ありえねぇ~だろ?」っていう、かなりおバカな展開。
でも。でも。
思わず、くすっと声をもらして笑えちゃう箇所が満載。
なかなかどうして、な作品になっております。
さらに、典型的なクールビューティーのツンデレ受けを切り崩していくさまは、やっぱり聞いている方も、感情移入しやすくて、ようやくマッパシーンに到達する頃には、聞いてる方も、ある種の達成感と充足感を味わえます。
昨今の新作、なかなかコレっていうのが、少ない気がしますが、そんな新作の中でも本作は、激しくオススメまではいかないんだけど、聞いてみてもいいカモくらいのオススメ度では、推奨できる作品であります。

(注:これは、あくまで原作未読のCD・ONLYの感想です。BLCDWIKIによる原作既読の方からは、ラストのマッパシーンが音声化されていなかったとかのご指摘がありましたね~。残念。)



++声優様++
++羽多野王子++(わたくし愛しすぎて、最近、このお方を王子様扱いしております。)
キタ―――( ゚∀°)―――!! 
トレビアンすぎる響きの低音ヴォイス❤
もう、うっとりでした。
珍しいですね、この方の、こんな「の太い」お声!
ラブコメという、作品のカラー上、おふざけトーンの「ぶっとびヴォイス」もかなりの頻度で混ざっておりますが。
が。
それにしても、本作中、頻度としては圧倒的に多い、落ち着いた低音の響きが、耳に心地よいCDでございました。皆様もご周知のとおり、わたくし、羽多野王子のヤンデレ攻めに魂ぬかれた者でございます。
ゆえに。
作品とは全く無関係のレベルで、すなわち、「低音→ヤンデレ攻めを想起させる」という意味で、みょ~にコーフンしてしまったわけで。(もちろん、本作ヤンデレ要素ゼロですから!念のため)
なんか、羽多野氏の低音ヴォイスってだけで、どっかにヤンデレが潜んでいるんじゃないかって、みょ~に勘ぐっちゃうっていうか、変な期待をしてしまうとうか。。。。。。
そんな、作品とは全然違うところで、始終ドキドキしながら、の太い羽多野ヴォイスを堪能させていただきた次第です。。。。。。



++間島氏。++
みょ~にエロい“控えめな“喘ぎでした!
「普段ツンツンしているのに、アレになるとなんて素直でウブなの!」なパターンの王道ですな。これは!
お約束とわかっていながらも、やっぱりそのお約束にハメられちゃう、わたくし腐国ノ狂王でございました。
間島氏って、BLCD業界でのご出演って、あんまり頻度がない気がするので、聞く方としては、「え?これ誰」って感じで、その耳慣れないヴォイスが新鮮な感じがして、良かったです。

++特典フリト++
いつも、腰が低いフリートークを展開して下さる羽多野氏でございますが、今回は結構、意外に強気な感じのトーク!?展開で、波多野氏のいつもと違ったトークトーンを拝聴出来て、とっても興味深かったです。収録時間的にもけっこう長めなので、充足感があります。


++最後に。++
羽多野→低音
間島→極稀で貴重
フリト→羽多野 意外に 強気?
と、まあ、
けっこう、いろいろな意味で、「意外」なCDですので、興味のあるかたは、一度お試しあれ!



激しくオススメの点:
① しつこいけど、やっぱり、本作の凄みは、羽多野王子の低音ヴォイスに限りますね~。ラブコメなのに、低音。とっても新しい感じがします。
羽多野王子は、チャレンジャーですね~。わたくしは、こんな低音羽多野王子、すきです。
② 既述したとおり、間島氏のBL作品ということで、BLCDに耳が肥えたお方でも、声への変な先入観をもたなくてすむ作品なんではないかと。



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もってけドロボー★10コ出してもいいBLCD☆幽閉された謎の鉄仮面少年☆BLCD「SASRA3江戸編」 [BLCD]

もってけドロボー★10コ出してもいいBLCD☆幽閉された謎の鉄仮面少年:BLCD「SASRA3江戸編」
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総合 :★★★★★+★
ストーリー性:★★★★★
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:Unit Vanilla
出演:三木眞一郎×日野聡 
若本規夫 他

内容紹介:悲運に見舞われた恋人たちが、さまざまな場所、さまざまな時代に輪廻転生を繰り返しては、巡りあい、愛し合い、引き裂かれる様を、ひとりの少年ティティの目を通して描いた壮大な愛の物語。シリーズCD1~4巻まで出ており、今回は特にストーリーが秀作である、CD3に収められた「江戸編」をお送りします。
「江戸編」は、非役の御家人「鈴村幸之助」が座敷牢に幽閉されている謎の鉄仮面少年「一」の世話役を極秘で命じられるところから始まる、悲劇の恋の物語です。



感想:
++ストーリー。++
BLCD、その数あまた。その中でも、埋もれずに、強烈な印象を残す作品というのが、存在するんです。一度聴いたら、忘れない。いや、忘れられない作品が。。。。
心をわしづかみする、作品が。。。。。。
そんな作品が、今回の「SASRA江戸編」でございます。
もう、ストーリーに関しちゃ、もってけ、ドロボー、黒星★★★★★★★★★★をだしちゃってもイイくらい、スバラシイ!!!!スバラシすぎる作品です。
わたくしが過去、拝聴したBLCDの中でも、本作「江戸編」のストーリーは、最高峰に位置しちゃっている、「聴かせるCD」となっております。
「謎」「禁忌」そして、「悲運のラスト」。もう、どれをとっても完璧じゃありませんか!!!
文句のつけどころのない、秀作ですので、わたくし腐国ノ狂王SPECIALレベルでのオススメ作品です。



++声優様。++
若本氏。
くわっ~!!!ぜ~んぶ、氏にもってかれちゃいましたね、正直このCD。
密かに萌えたわたくしであります。終始、感情を押し殺したような淡々とした口調で、しかも昔言葉と、キタ❤ トーンもやることも冷血漢そのもの!!!!!
ステキ過ぎる若本氏。
もう、「降りられよ」とか若本氏が言うたびに、エロダダ漏れ!
わたくしキュンキュンし通しでございました。


三木氏。
これまた、いわずもがな、声優界のロバート・デ・ニーロ(?)バリの、追求型俳優様だけあって、練りこまれた役作りが、光ってました。
今回の三木氏は、気弱な心根のよい役ドコロ。初めはいやいやながら受けた「お役目」だったが、そのうちのめりこんでいく様は、流石な演技です。
ラストの氏のセリフは、本当に涙を誘います。


日野氏。
幽閉された謎の徹仮面の少年という難しい役ドコロ。なかなかな「お手前」でございました。可愛さもよく出ていたと思いますが、正直、日野氏じゃなきゃっていう感じのインパクトはなかったかな~。



++マッパシーン。++
控えめです。ストーリー展開からいって、本作の見せ場が、濡れ場にないことは明白でありますが、逆に控えめだからこそ、一回、一回が貴重っていうか、逆に、妙にエロく感じちゃうっていうか。。。。。。淫靡な感じがして、悪くありませんでした。
でも、「一」が初めて精通をむかえて、「鈴村殿」がサポートする場面。日野氏、ワンダフルな控えめ喘ぎで、わたくしは、けっこうこの箇所、お気に入りでございます。



++最後に。++
本作、是非、MP3プレイヤーに落して、就寝時にじっくり聴いていただきたいCDであります。江戸時代の禁忌の恋に、貴方もぜひ、ドップリと浸ってみてください。



激しくオススメの点:
①いわずと知れた、若本氏のむかし言葉!!!!
マニアには、かなりのド真ん中です。
②それからもちろん、ストーリーそのもの。謎めいて、ミステリアスです。そして、最後のラストが!!!!
衝撃的すぎて、ホント、切ないです。



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地下座敷牢に監禁アリのびっくり展開☆ただの花嫁モノじゃありません☆BLCD「甘い蜜の褥」 [BLCD]

地下座敷牢に監禁アリのびっくり展開☆ただの花嫁モノじゃありません☆BLCD「甘い蜜の褥」
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総合 :★★☆☆☆
ストーリー性:★★☆☆☆
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★☆☆☆

原作:弓月あや
出演:大川透×宮田幸季  
安元洋貴他

内容紹介:昔から「兄さま」と呼んで慕ってきた「秋良」の結婚式当日、ある事情によって、病弱である結婚相手の姉の「千華子」の身代わり花嫁を勤めさせられる「瑞季」。しかし、その晩、瑞季は、「妻の務めを果たしなさい」と秋良に媚薬をもられ抱かれてしまう。
密かに秋良に心を寄せていた瑞季は、所詮、姉の代わりでしかない秋良との体の関係に苦悩するようになり、秋良を拒絶してしまう。そのことで秋良の怒りを買った瑞季は、地下の座敷牢へ監禁されてしまうのだが。。。。

感想:
出だし花嫁モノで、???な感じもしますが、後半あたりからストーリーは思わぬ昼メロ展開へ。BGMのアルビノーニのアダージオが、ドロドロ効果をさらにアップさせていて、なんとも耳ざわりの良いCDに仕上がっております。

ただ、この主人公キャラ。最初から最後まで、悩みっぱなし。そのウジウジ度に多少、イラっとこないでもありません。でも、最後の最後で案外あっさりと、いままで悩んでたのはなんだったの~って拍子抜けするくらいに、吹っ切れて、お幸せになられるので、聴いている方としては、「こらっ、宮田クンったら❤ もう、人騒がせなっ!」と、おもわず突っ込みをいれたくなる衝動をおさえられない作品であります。

対する執着する側の大川氏。わたくしには、どーも氏の声。「兄さま」というよりは、「ジイ様」に聞こえてしまいます。(←大川ファンの方、すみません。)
確かに、執着はしてましたね~。物分かりが良くて、絶対にわがままをいわない「兄さま」が、宮田クン扮するところの「瑞葉」にだけは、何をおいてもゆずれないと、人の道をはずれたことをしでかすっていうキャラ設定。ま、確かにそうでした。

確かに、執着してるんだけど、なんか、わたくしにはものたりなかったっていうか。。。。
地下座敷牢に監禁までしちゃってるんだけど、なーんか、執着度がよわい印象を否めませんでした。「ずーと昔から愛してた」というのと「執着」というのって、微妙に違うとおもうんですよね、わたくし。
そこで、↓ ウンチク、まとめてみました。


++「執着攻め」作品に期待するもの。++
基本、本作。二人は最初から両想いだったわけです。ただ思いこみや誤解が二人を遠回りさせてしまったというだけのこと。
ま、「執着」というよりは、「一途」?

これまた、なにを「執着」とし、なにを「一途」とするか、って問題になっちゃうわけなんですが。
本作を執着攻めの作品とするには、わたくしとしては、正直、ゆるいかな~と。ま、確かに執着ではあるんだけど、衝撃度がイマイチたりないっていうか。執着度としては、このCDを聴く限り、わたくし★★☆☆☆しかだせません。
だって、執着するには、それソートーな理由と狂行がないといけないでしょ。

そういえば確かに、わすれてたけど、本作に関しましては、理由がはっきりいたしておりましたっ。
「秋良兄さま」が全てを失って疑心暗鬼の絶望の淵に立たされていたときに、精神的にささえたのが、瑞季であったわけですから。秋良にとって瑞季が「特別な存在」であったこと、それがいつしか「愛」となったというのは、わかりやすい理由です。ま、それは良しとしましょう。

でも、そんな「愛」がすんなりと実ってしまったらオハナシにならないわけで。
だから、できるだけ不幸で、できるだけ衝撃的な要素が必要になるわけです。
それで出てきたのが、瑞季の姉の千華子。たしかに、「おいし~い」スパイスふってくれてマス。でも、もっといじれたのにと。
わたくし腐国ノ狂王としては、千華子がらみで、大川氏扮するところの「秋良」になんかやらせちゃいますね~。ワルイコト。たとえば、結婚当日に毒もっちゃったとか、地下の座敷牢に監禁しちゃうだとか。
「執着心」ってテーマをより強調できるような狂行。ヤバイデキゴトを。
「執着心」って、ただ「昔から思い続けてた」とか「いつか俺のものにしようと狙ってた」とか言って、お仕置きまがいのコユイマッパシーン繰り広げただけじゃ、正直、わたくし的には、断然面白みにかけるとかんじちゃうわけですよ。執着にコユイマッパシーンは、前提中の前提。あってあたりまえです。
やっぱり、リスクを犯してでも、「ヤバイコト」や「ワルイコト」をやってしまう「狂気」。その「狂気っぷり」こそが、「執着攻め」に期待することだと思うんですよね。
「兄さまなんてきらい」って言われたからって、頭に血が上って、地下の座敷牢に監禁だなんて、あまいっちゅーの。監禁したのは、執着心からじゃなくて、ただ単にカッとなって「頭に血が上っただけ」ってことでしょ?
「執着攻め」の人間が「地下の座敷牢に監禁」するっていったら、もっとおもたーい意味をもってくるものだと思うんですよね。すくなくても、わたくしには。
「監禁」って行為は確かに尋常じゃない。でも、「嫌いって言われた→監禁」の図式がイマイチ、わたくしには納得できないのである。「地下牢」なんだから、「ひと目にふれない」ってことが、キーワードでしょ?「お仕置き」目当ての監禁なら、地下の座敷牢でなきゃいけない理由ってないわけで。地下の座敷牢に監禁するからには、たとえば、「瑞季をとりまく男たち全てが瑞季を手篭めにしようと狙っいる妄想にとりつかれて、もう誰の目にもふれさせたくなくて」とかね。そういう理由なら、「地下の座敷牢」って設定が生きてくると思うんですよね。「狂気」の部分も同時にアピールできるし。

「執着」なのか、或いは、ただ、むかしからずっと愛してるだけの「一途さ」なのか。
分かれ目になるのは、そこに「狂気」があるかどうか。
「狂う」ほどに、相手を愛しているか、否か。
一線を越えるか、否か。
ここだと。わたくしは思うのです。
ですから、「執着攻め」でいくのなら、できるだけ「エグい」ほうがいい。
そんな期待をもってしまうのは、わたくしだけでしょうか?
なぁんて、今回、こんなこと考えながら、このCD聴いてました。
あ。。。。
でも、コレあくまでも原作未読のCDのみの感想ですので、原作の方をよんでみれば、より「秋良」の立ち位置が良く見えてくるのかもしれませんね。


++マッパシーン。++
ハナシかわりまして、ハイ。マッパシーン。
宮田氏のショタ喘ぎ健在です。喘いでます。喘いでます。
でも、やりすぎな感じはいたしません。
ただし、やや喘ぎ方がワンパターンな感もありますが、線の細い華奢な少年ヴォイスの王道が楽しめます。正直、エロ頻度は高くても、エロ度自体は、少なめかも。ショタが苦手な方には、このCDちょっと厳しいかもしれません。

大川氏も言葉攻めでがんばっておりますが、なにせ、どーも「ジジ」様に聞こえてしまったわたくしには、もうとにかく「ジジ」ヴォイスが、ものすごー気になって、せっかく好物の執着攻めだっちゅーのに、全く集中できず、萌えどころじゃありませんでした。



++最後に。++
本作、すんごくオススメかってきかれたら、そうでもないケド、でも、聴いてみるのもわるくないかもって答えてしまう一作であります。
そうはいっても、「聴きごたえ」はありますし、そこらへんの平凡な設定のBLCDとは一線を隔しているので、楽しめるCDではあります。
原作の方も「甘い蜜の記憶」「甘い蜜の束縛」とシリーズ化されているようですので、「秋良の執着度がどのように開花しているのか」興味のある方は、そちらの方も、チェックしてみてはいかがでしょうか。



激しくオススメの点:
① 安元氏❤ いいっすね~。今作ではBLにかすってもいない、イイ人止まり。でも、なんかエロダダ漏れじゃないか!!!!エロいことなんにもしてないのに、実は、この人に一番萌えたわたくしでありました。

② 意外にも、女子「千華子」がいい味だしてます。BL作品に女子が登場すると不快におもわれるお方もいらっしゃるようですが、本作に限っては、むしろ、作品をひきたてて花を添えております。




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筋金入りの超ド級黒キャラ登場の異色作品☆BLCD「限りなくゲームに近い本気」 [BLCD]

筋金入りの超ド級黒キャラ登場の異色作品☆BLCD「限りなくゲームに近い本気」
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↑このイラストからはぜんぜん想像もつかないようなエグイ・ストーリー

総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★★☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:樹生かなめ
出演:一条和矢×武内健
成田剣 他


*シリーズ原作未読。あくまで、以下、BLCDのみの視聴感想です。

内容紹介:
冴えないリーマンの「堀」の直属の部下として入社してきた、男前でデキる新入社員「高須賀」は、突然「好きだ」と言って迫った来た。だんだん絆されていく堀だったが、「高須賀」の正体には、信じられないような秘密があった。。。。



感想:
++ストーリー++
筋金入りの黒キャラたちの登場です。
本作、その表題が、暗示するように、エグい内容となっております。CD前半の、このテのCDによくある甘めの雰囲気からは、想像もつかない方向に、後半、一挙に突入していきます。
久々に、後味のわる~いラスト。そして、サイテー最悪な「タチの悪すぎる」黒キャラたちの登場。。。。
そういった意味でも、非常にめずらしい作品であることは、まちがいありません。
正直、本作は、「Sにはたまらない」、「執着攻めの好きな方におススメ」とか、そういった段階でおススメできるの作品ではないのである。
だって、聴いていて本当に心地の良いストーリーではないんです。そこには「愛」が感じられない。かなり前のTVドラマで「高岡 早紀」と「渡部 篤郎」が出てた「ストーカー」っていうのがあったけれど、そこでは、たとえ歪んだかたちであったとしても、なんらかの「愛」、つまり「執着愛」のようなものが感じられたものであるが、本作に関しては、なんだか、そんなものとは違う「悪意」みたいなものをかんじてしまう、わたくしです。
「高須賀」は、自分では「執着愛」と称しながらも、彼の本性である冷血は、過去となんら変わってはいない。こういうのを、本当の意味で「タチの悪い男にひっかかった」というのだろう。

そういう意味で、実は誰にでも起こり得るんじゃないかという、変なリアルな臨場感をもった物語となっている。聴いていて、なんだか「仮想いじめ体験」でもしているかのような気分にさせられる。
黒キャラといっても、「堀・弟」と「千葉」は、救いのない「悪意をもった」正真正銘のタチの悪さだ。それを証明する、最後のトラックでの会話。
もう聴いている方も「地獄行き」だ。
バッドエンドが大好物のわたくし腐国ノ狂王であるが、これはイタかった。
わたくし好みのラストではないが、インパクトとしては、かなりの点数を出してもいい程の、いや~なラストだ。


BLCDWIKIによると、原作の方で続編「限りなく身勝手な愛情」+「限りなく不幸に近い幸福」+スピンオフ「貴公子の理不尽な愛情」が出ているとか。それを押さえていないわたくしでありますので、なんともいえませんが、本作CDでは救いのないエンドで「ブツっ」と切れちゃっておりますので、それがまた、後味わりぃ~。
イマドキの甘々系のCDにミミが慣れてしまった貴方には、かなりのインパクトを持ってお聞きいただける一枚になっております。




+++高須賀というキャラ。++
「高須賀」って、男前で鬼畜で独占欲が強くて、「堀」一筋なキャラって設定なんだけど、どーなんだろ。
わたくしは、通常、われわれが理解するところの「男前で鬼畜で独占欲が強くて、「堀」一筋っていうイメージとはだいぶ違った印象で、「高須賀」ってキャラを認識いたしました。

ほんと、コレを「執着愛」と呼べるのだろうか?わたくし腐国ノ狂王には「自己愛」に執着してるとしか見えない。
自分が目をつけた獲物をどんな手段を使ってでも手に入れる。そして絶対に逃さない。
まさに「猟師的愛」だ。(執拗に獲物を追い回す癖に、最後は獲物を殺して、首を切って、はく製にして、居間に飾る心理に似ている気がする。)
でも、「高須賀」の場合、「相手を愛しているから執着する」ではなく、結局は「追った獲物を手に入れた自分を愛している」にすぎないと思うのだ。だから、そこには愛がないって感じてしまう。
「堀」という存在は、根本的に「高須賀」にとって敬意の対象ではないから、「堀」は、タダの「獲物」のレベルにすぎず、「所有物」としてマーキングされたにすぎないのである。だから、「高須賀」は、いつでも冷たく、第三者的傍観者としての冷血漢な猟師に成り下がれるのである。
BL登場人物としては、珍しい「立ち位置」にいるキャラだと思うんですよね。このCDを聴く限りでは。
そういった意味で、わたくしは、この作品に「新しさ」を感じます。



++「S男」と「タチの悪い男」とのちがい。++
この「高須賀」ってキャラ、受け取る人によっては、
「きゃードSキャラ❤」とか
「ステキ鬼畜攻め」とか、思っちゃうのかもしれませんが、わたくし自称「ブ厚いドSの皮をかぶったその実M男」からしますと、「高須賀」の場合、Sっ気というよりは、どー考えても、Sとは根本的に質と次元の全然違う、ただの「タチの悪さ」だと思うんですよね。
それも正真正銘の。
自分しか愛せない人間。「愛してる」といいながら、結局は自分しか愛していない。そういう種類の人間。
天性の冷血漢。
そういう、どうしようもなく許しがたい「タチの悪さ」を、「高須賀」ってキャラはもっている気がするんですよね。

たぶん、この作品(すくなくてもCDを聴く限り)では、どーも、高須賀の執着の理由がチンプすぎて、高須賀が、「Sなのかタダのタチの悪い男なのか」判断できる材料が少ないんだと思う。
「前から狙ってた」とかって、そんな簡単な一言だけじゃ、わたくしとしては、どーにも、もやもやよ~。
そんだけ執着するんだから、それソートーの理由がほしいわけよ。視聴者としては。
気になって、気になって、TRACK5+6 リピってみましたけど。。。。
どうして高須賀が堀にそこまで執着するのか。堀がどうして高須賀を受け入れてしまうのか。
なんか、いまいち、しっくりこね~。
こんなエグい作品だからこそ、そこが知りたいんです!!!
でも本作、そこんとこの「心理的背景」みたいなもの、されているようで、されていないっていうか、説明されているんだけど、納得いかね~っていうか。。。。とにかくそこの部分がつかみきれないので、視聴者は高須賀の本性を正しく認識できない。


たとえば、「COLDシリーズ」の3でも、これと似たような、DVシーンがある。でも、COLDシリーズには、暴力的になる理由とそれを受け入れる理由と背景とが、しっかりと語られているので、暴力をふるう側の立ち位置が、「S」なのか、「タチの悪さ」なのか、「トラウマ」なのか、視聴者はちゃんと判断できるのである。

それに比べて、、本CDでは、「あのころから狙ってた」とか状況説明はしても、何度も言うように、執着に至るまでの背景的感情描写のツメが甘すぎるため、視聴者は、高須賀のはっきりとした立ち位置を認識できない。
だから、わたくしのようなヒネクレ者には、高須賀をSキャラとするのはどうなわけ?とか疑問がわいてきちゃって、腑に落ちなくなっちゃうわけです。

「SとM」は、お互いが欲するものをお互いが与え、補い合っている、モチツモタレツの関係であり、その立場的はあくまでも同等であるべきものなのであって、その均衡が壊れれば、本来Sであるべき立場の人間は「タダのタチの悪い男」化してしまうのであるのだと、わたくし思うわけですよ。
それが、本作の高須賀と堀の関係では、どーもあやしい。
「本気で惚れている」「愛している」と口では言いながらも、態度は冷血で、有無を言わさずねじ伏せ、思い通りにする「高須賀」。
うーん。どうなんだろ。

「堀」も「堀」で、
「あの千葉(=高須賀)がおれに本気?ケイジと張り合うほどゆがんでいて、いくらでも女を引き寄せる、あの千葉が必死に男を口説いているのだ。傲慢な千葉の顔が高須賀と重なるが、やけに可愛く思える。やっぱり俺は懲りない性格なのだろうか。わっはっはっっ。。。。」って!!!!

「優しくて力強い抱擁、甘くて痛いしびれ。。。。。あの時の高須賀が浮かんできて体が熱くなる。」って。。。。

結局は、S○Xがよすぎて、わすれらんないってことなの?「堀」さん?
ね?そういうことなんですか?「堀」さん?

「つい流されちゃう堀」からみたら、「同意」ってことで、やはり「高須賀」はSってことになるのかな。。。。

でも、第三者的にみれば、どーみても、この「高須賀」の行為。違うような。。。。。
「鬼畜」ってことにしたって、確かに、素の高須賀のプレイは、普段の敬語とは打って変わってのギャップも手伝って「鬼畜攻め」とみえなくもありません。でも、やはりわたくし的には、鬼畜攻めというのは、やはりあくまで「S男」の「愛の行為」であると思うんですよね。「愛」の。
でも、高須賀の場合、愛の行為っていうよりは、ただ単に高須賀自身の「素」の行為なんじゃないかと。

「そんなわけで、この高須賀の立ち位置。
わたくし腐国ノ狂王は、独断と偏見と第六感で、「タチの悪い男」としておくことにいたします。

それにしても。

何を「S」とするか。
何を「執着愛」とするか。
何を「鬼畜」とするか。
何を「単なるタチの悪さ」とするのか。

むずかしいところです。
皆さまは、このテーマ、どうお考えになられますか?




++声優様。++
一条氏。
くわぁ~。「疵 スキャンダル」の時でも、エロダダ漏れだった一条氏。一条氏メインの作品は、古いものが多いため、わたくしもまだ氏ご出演の全BLCDを制覇しておりません。そういう意味でも、この作品では、一条氏メインで、今でも聴けるということで、たっぷり氏を堪能できるCDでございます。
ま、わたくし的にいわせていただければ、本作、期待したほどのエロダダ漏れはなかったんですが。。。。
それに「狂気」という点からすると、その「怖さ」みたいな部分が一条ヴォイスに欠けていたかな、と。どうせやるなら徹底的に「千葉」に戻った時のヴォイストーンをもっとデフォルメ気味で冷血な感じで表現なさってたら、よかったのかなと、僭越ながら思ってしまいました。
ま、敬語と本性出したときのギャップは、◎。
でも、正直、執着攻めにしては、マッパシーン、わたくし萌えませんでした。。。。

(その点、ヤンデレプリンツの波多野氏なら、そこんトコ、期待通りに、もっとやれてたかも。。。。なんてツイ思ってしまいました。。。。羽多野バァージョン。聴いてみた~)



武内氏。
最近では、めっきり「お色気」ヴォイスの武内氏でありますが、本作では、フツーな感じ。「武内節」っぽい抑揚があまりないせいか、全体的に希薄な印象です。萌え度も低めかな。



成田氏。
イイっ!!!
う~。もっと、からんできてほしいっつ!!!!
こういう「ひとでなし」の役ドコロ、ぴったりですな~。武内氏の「弟」ってところに多少、年齢的にムリがなきにしもあらずであるが、いやらし~いタチの悪さは、相変わらずお上手であります。この方には、「狂気」が備わっておられます。ブラボー。

もし、続きがあるとしたら、このキャラが断然、注目株ですね~。
ナリケンさんのお声ってこともあって、タダのサイテー男に終わらせるには惜しいキャラであります。
原作続編未読の為、わかりませんが、是非、続編のCD化もおねがいしたいですね~。




激しくオススメの点:
今回、正直、オススメしていいのか、判断がむずかしいCDです。いじめのトラウマがある方は、絶対に聴いてはいけないCDかもしれません。特にラストのシーンでは、かなりどっす~んと落されるので、要注意。そう、要注意な作品として、オススメできるのかもしれません。「エグイ」「タチのわるい」「気分を害するかも」のキーワードに耐えれるお方のみ、ご視聴ください。
じゃ、なんで、うp?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうですね。むずかしい作品ではありますが、「異色である」、「BLCDにしてはなんか新しいかも。」という意味で、オススメ度は高いかなと。
ま、なんでもアリのこの業界。こういった毛色のCDを食するのも、また、たまには新鮮でよいものかもしれませんよ。


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前代未聞のエロキュンヴォイス☆エロすぎる立花の慎ちゃんにドッキュン❤なBLCD「男子迷路」 [BLCD]

前代未聞のエロキュンヴォイス☆エロすぎる立花の慎ちゃんにドッキュン❤なBLCD「男子迷路」
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総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:阿仁谷ユイジ
出演:羽多野渉×立花慎之介
安元洋貴×野島裕史
鈴木達央×梶裕貴
岸尾だいすけ×鳥海浩輔

内容紹介:
「心にビタミン」を注入してくれる、とっても素敵なCDを今回はご紹介いたします。
本作、「男子迷路」は、イマドキ男子たちのイマドキの恋愛事情を描いた、ポップでライトな連鎖オムニバス・ドラマ。それぞれのオハナシがシンクロして進行していくので、今までにない新感覚を味わえる、とっても新鮮でステキな作品です。

感想:
魅力的なキャラクターの数々。テンポの良い、飽きの来ない作りのショートストーリー。
人気声優様がごっそりご出演で、エロい声をたっくさん聴かせてくれるっ❤
もう、オイシイコト尽くしの一枚です。
正直、ストーリーはあってないようなものなんだけど、でも、ちゃんとあるというか。。。。イマドキなストーリーです。でも、オハナシに「恋する男子の切ないココロの揺れ」がちゃんと描かれているから、聴いていて、ドンドン作品に引き込まれてしまう。この手のライト感覚なBLCD作品の中では、かなりの良作に仕上がっていますので、このCD、皆さんにもきっと、たくさんの「元気」をプレゼントしてくれるはずです。


声優様。
++羽多野渉×立花慎之介カプ++
★★★★★
エロキュンだ~。これはもう、立花の慎ちゃんを楽しむためのCDでございます。
ナニ?この異常なカワイさ。まじ、鼻血ぶっーでしたよ、わたくし。
立花慎之介様。このお方、どーしてこんなに、カワイイんだろう???ヤバすぎるカワイサ。
もう、ホント、エロキュンキュンの天才っコ!!!でございます。
もう、このキュンキュン度。慎ちゃんご出演のBLCD作品の中でもBEST OF BEST だと思います。
この「心」というキャラは、まるで慎ちゃんのために描かれたではないだろうかと、ホンキでそんな気持ちにさせる程、絶品でございます。
もう、この調子で、(できれば、まさに、本作のような「キャラ」で、)バンバン、BLCDにご出演願いたいですね~。
もう、わたくしの頭ン中、久々に沸騰いたしましたです。



++安元洋貴×野島裕史カプ++
★★★★☆
俺様安元様と魔性のエロ野島兄様。
アレの時にフランス語を囁く魔性の淫乱アンニュイ男子野島兄。今回、強烈なエロオーラです。いつもは、控えめっコ野島兄でいらっしゃいますが、今回はちがいますっ!!!「淫乱」ですからね~。これ聴いたら、誰でも強壮剤いらずです。ものすごいエロオーラをお楽しみくださいっ❤

一方、俺様な安元氏でありますが、めずらしくかる~い男子な役どころで、かなりセリフで笑えます。もう、とにかく、笑っちゃてください。


++鈴木達央×梶裕貴カプ++
★★☆☆☆
若い男子を自分の掌で転がしている「つもり」の、余裕なたっつん兄貴。考えてみたら、兄貴なたっつんって、けっこう珍しいかも?
一方、梶くんは、やんちゃヴォイスでも、相変わらず麗しいヴォイス。今回、オバカでフツーな感じのダダッコ男子で、終始一貫フツーな印象で終わってしまったかな。。。。と。。。。。
梶くん、本作でも、いつも通り、充分カワイかったんですよ、ホント。でもでも今回は、立花の慎ちゃんに根こそぎ「糖度」もってかれちゃったかな。。。。
たぶん、わたくし、今回。梶くんのマッパシーンが少なすぎたせいで、欲求不満の不完全燃焼なのですわ~!!!!もーちょっと聴かせてほしたかったかな~。


++岸尾だいすけ×鳥海浩輔カプ++
★☆☆☆☆
超ド級ブリヴォイスの岸尾様。腐国ノ狂王的は、思わずイラっときてしまいました(笑)。が、オカマヴォイスがハマりすぎてる鳥さん相手にしての、まさかのマッパシーンは◎でございました。



++最後に。++
「男子迷路」。タイトルが示すように、まさに恋愛という名の迷路をさまよう男子達の恋愛事情がステキです。聴き終わった後、なんだかシアワセな気分になれます。そして、また、TRACK1を思わず、ポチッとな。立花の慎ちゃんヴォイスをリピートしてしまう、腐国ノ狂王でありました。。。。



++オマケ++
原作コミック「男子迷路」の方も、拝読いたしました~。
相変わらず、絵ズラがコユイです。
う~ん、正直、わたくし個人の好みとしては、BLCDの方が美味しくいただけたのであります。


激しくオススメの点:
ま、しつこいんですが、立花の慎ちゃんのエロ・キュンヴォイスに尽きるんです。もう、CDが擦り切れるまで、リピしちゃってください。




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エグすぎるアダルトラブ☆BLCD 「疵 スキャンダル」 [BLCD]

エグすぎるアダルトラブ☆BLCD「疵 スキャンダル」
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総合:★★★★☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度:★★★☆☆
腐国ノ狂王点:★★★★☆

原作:かわいゆみこ
出演:小杉十郎太×増谷康紀
    一条和矢、宝亀克寿

内容紹介:
高級官僚キャリアの桐原。旧財閥家の婿養子としての後ろ盾もあって、輝かしい約束された未来が彼を待ち受けているはずであった。。。。だが、あることが原因で、婿養子としての立場が窮地に立たされたとき、義父から信じられない行為を強要され、次第に追い詰められていく桐原。
そして彼が救いをもとめたのは、同期で、本来ライバルであるはずの司馬だった。。。。

感想:
今回、エリート高級官僚のスキャンダル!!!もちろん、「性的」スキャンダルですよ~
世界観は、かなりドロッと重め。かなりの昼メロ展開です。

一見、順風満帆に見えたはずのクール眼鏡・高級官僚・桐原が、ガンガン追い詰められてゆく様はとっても◎。
そんな悲劇のヒロイン?に増谷氏は、ほんと、すんごくハマッている。世間体もプライドもすてて、心が壊れかけた桐原が、本来ライバルで、忌むべき相手であるはずの桐原にすがりつくシーンは、切なさとエロさが一体となって、とってもトレヴィアン!
まさに、エロ増谷ヴォイスを堪能できる名シーンに仕上がってます。

++ストーリー。++
テーマは、「斜陽」。
堕ち行くもの。。。。キャー、イイっす!
「高級官僚キャリア」という設定も、イイッ!

エリートと呼ばれる人々。
そう、世の中から、「勝ち組」といわれる人たち。
でも、そんな一見怖いもの知らずの人生を歩いているような人に、ほかの人間には想像もつかないような、疵が与えられたなら。。。
案外、あっけないほど、脆く墜ちていくものなのかもしれない。。。。
(そうそう、どんどん堕ちちゃって~)

エリートとしての自分と疵を見せまいとそれをひた隠しにする自分。
虚構の自己と本当の自己との間で苦悩する。。。。
(うん、うん。いい感じ。。。)

でも、どんなにあがいて苦しんでも、自分は堕ちる運命にあるのだと頭のどこかで、予感めいた自覚が渦巻いている。。。。
「堕ちていく。。。。刹那。」そんな「斜陽」の姿は、見るものによっては、時に、切ないほどに美しく見えるときがあるものである。
(こんな状況、SにもMにも、たまんないっすよね~)

そんな同僚の墜ちていく様を目にした時。
日ごろ忌むべき相手として、ライバル視してきたはずの同僚が、ぼろぼろになって貴方の足元にすがってきた時。
ボロ雑巾のように惨めな姿をさらしながら、貴方に向けられたその目に、肌蹴た裾から除くその白い肌に、一瞬でも魅入られてしまったら。。。。

貴方ならどうする?

ねっ?
ソソられるでしょ?

本CDでは、残念ながら、完結しておらず、まだ序章的な段階でラストが締めくくられています。
が、原作ノベルでは4巻まで出ています。腐国ノ狂王は未読であるが、この先、どう展開するのか、大いに気になるところ。
本CDは、2002年とけっこう古い作品ではあるが、古さを感じさせない、なかなかの出来。
他のBLCD作品には見られない独特な空気感があり、それがまた、昼メロ展開好きにはたまらない作品となってマス。


++声優様。++
増谷氏。
こういった役ドコロ、ぴったりですね~。
抑えた感じのヴォイスなのに、妙にエロさが滲み出るヴォイスをお持ちですね、このお方。
薄幸っていうか、どこか陰な部分を秘めた感じ。でも、それを絶対外には見せない。そんな優等生的なクールタイプをSEXYに好演しています。
マッパシーン、チとおやじくさい喘ぎではあるけれど、けっこうギャップ萌えしがいのあるヴォイスです。
でも。
腐国ノ狂王的には、このお方。喘ぎ声そのものより、クールビューティートーンで、普通にセリフしゃべってるときの方が、ダンゼンSEXYな感じがしますが。。。。皆様はどうかしら?

小杉氏。
いつもの「コユイ」十郎太氏ヴォイスとは、チとちがった、今回、ライトな感じのお声でご出演です。いつものやりすぎ感が微弱なだけに、リアル感があって、とっても好印象。このくらいのトーンのほうが、エロい感じするな~、わたくし的には!


宝亀氏。
リアルエロ!やばいオヤジっぷり。この人のナニをくわえさせられた桐原に、思いっきり同情できます。

一条氏。
なになに、一条さん、その超艶ヴォイス!!!チョイ役なはずなのに!なぜか、エロだだ漏れ!


と、いうわけで、本作、ストーリー的にも声優様的にも、なかなかのオススメであります。
が。
2002年制作ということなので、今まで続編が出てないということは、続きはむずかしいのかな。。。。。
なんで、つくらないんだろ?残念です。これから、ますますコユい展開が期待できそうだっていうのにっー。


激しくオススメの点:
①TRACK10。ぐだぐだになった増谷氏。本CD中、一番のキキドコロ。
「司馬、司馬、なめてやるから、頼む、もう一度。。。」「頼む、頼むから。。。。」のフェ○シーン。
なんか、エロせつなっ!!!

②宝亀氏との入浴シーン。ヤバイ。おやじのいやらしさ炸裂!!!





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幻の未完作品☆超ドロドロな禁忌の愛☆BLCD「ラブプリズム」 [BLCD]

幻の未完作品☆超ドロドロな禁忌の愛☆BLCD 「ラブプリズム」
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総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★★☆
H濃度 :★★★★☆
腐ノ狂王点 :★★★★☆

原作:東城麻美
出演:成田剣×鳥海浩輔
   高橋広樹
   森田智和

内容紹介:
「俺たちは禁忌を犯している。この秘密は誰にも知られてはいけない。。。。。」
幼いころから「夏野啓」は、実の兄である「伝」から禁忌の関係を強いられて、逃れられないでいた。
ある日、同じバスケ部の生徒「折田行雄」が夏野の自宅を訪れると、偶然にも啓と伝の禁忌の行為を目撃してしまう。。。。それ以来、啓のことが、折田の頭から離れなくなってしまい。。。。
近親相姦アリ、執着攻めアリの衝撃の一作。
成田剣、ねっとり変態執着攻めの最高峰!

感想:
ストーリー。
今回、テーマは「禁忌」ですよ、「禁忌」!!!!
いいっすね~。ド真ん中です。
こういう設定、ホント、サイコ~❤
マッパシーンもアブノーマルです。
原作では、もっとイヤラシイセリフ+シーンがあるらしいのですが、本作、CDということで、多少、カットされている(BLCDWIKIより)ようです。

が、どうして、どうして。
充分に、ヤバいです、このCD。 覚悟して、お聞きくださいね。


成剣氏。
納豆のような陰険な執着攻め。ハマってますね~、今回も。
声が、なんかイヤラシイんですよね、成剣さんって。それでいて、どこか品みたいなものが声に備わってもいる。だから、今回のようなエリートドS変態医師とか、ピッタリなんです。頭のイイ人の、ねちっこいいじわる。みたいな感じがよく出ていて、美味しくいただけましたっ。

鳥海氏。
永遠のヤングマン。今回も、苦悩する高校生、好演してらっしゃいます。

高橋氏。
「白い」感じがよくでてて、悪くないです。

森田氏。
「仰せの通り、俺は変態でございます」って!!!!
ジャックポット~!!!!
すばらし~。森田様!!!!なんてトレヴィアンなセリフを、なんてトレヴィアンな演技で聴かせてくれるのかしらから~!!!!至福な時間を、わたくし堪能いたしました。
正直、わたくし、ホンットに、かつて一度だって、こんなに森田氏に萌えたことございませんでした。本作においては、断然、わたくし、真壁萌えですね。
イイ!!!
究極のM奴隷のセリフ、も~~~っ、ホント殺人的ですので、是非、ご一聴を!!!


残念な点。
それは、原作者様がお亡くなりになったことで、本作の続きは、永遠に封印されてしまったということ。。。。。。本当に残念で仕方ありません。
啓と伝の禁忌の関係で、今後さらなる、伝のヤンデレ展開が期待されました。。。。
さらに、伝の同僚・M奴隷の麻酔医「真壁」の登場で、ますます「面白さUP」した本作。真壁が張った伏線だって、これから、っていう時に。。。。。

あとはもう、個人個人の頭ン中で妄想するしかありません。。。。

でも、まぁ、そんな楽しみ方もアリかと。
ラストが未完であるからこそ、自分好みのラストを妄想できるんですから。


ということで、これ以降は、ネタバレ前提での、腐国ノ狂王的ストーリー予想です。
まだCDを未視聴のお方は、ここから先は、ネタバレお覚悟で、お進みください。
↓ネタバレ↓

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三木眞の妖艶師匠にクラクラ★聴かせるBLCD 「座布団 1-3」 [BLCD]

三木眞の妖艶師匠にクラクラ★聴かせるBLCD「座布団 1-3」

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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:剛しいら
出演:神谷浩史×山口勝平
   三木眞一郎×黒田崇矢

内容紹介:普通のリーマンだった森野要は、外回り先でふと立ち寄った寄席で「山九亭初助」の誰よりも女を感じさせる女形の落語に感動し、思い切って、初助のもとに新米落語家として弟子入りすることに。。。。
美貌の男色家の落語の師匠「初助」。
年下だが兄弟子の「寒也」。
一生懸命でかわいい「要」との不思議な三角関係。

感想:本作、数あるBLCDの中でも、群を抜いて「聴かせる」CDである。マッパシーンは、ご愛嬌程度であるが、それを視聴者に感じさせないくらい、台本は骨太にできている。
これといって、何かBIGな事件が起こるわけでもないし、サスペンスのようなハラハラ・ドキドキ感もない。しかし、何故か、本作「座布団」には、なにかものすごい「吸引力」のようなものが備わっていて、とにかく、「聴かせる」のである。
オハナシは、なんと落語の世界!BL恐るべし!!!その分野を選ばす!ホント、侮れませんっ。
美貌の男色家の落語師匠・初助。女役が尋常でなく巧い噺家である初助は、私生活でも男を喰らって芸のコヤシにしているツワモノだ。気難しくて、厳しくて。でも、粋で、美しくて、ものすごい色気をもった初助師匠。そんな魅惑の師匠を軸に、落語家として躍進していく「要」と、要を支える恋人「寒也」との関係が実に絶妙に描きだされている。
オハナシの展開も、初助師匠が亡くなった現在と存命中の過去との時間軸が行ったり来たりする、ちょっと変わったストーリー進行になっていてなかなか面白い。
BLという視点から見ても、本来メインカプであるべき寒也×要のオハナシも、「今は亡き、師匠」にすっかり喰われちゃっている。初助師匠は、メインカプとのダイレクトなマッパシーンが全然ないっていうのに、これだけの存在感。メインが脇で、脇がメインで。。。。みたいな、不思議なオハナシ構成。そんな、台本が本作の最大の魅力なのかもしれない。

そんなツワモノの初助師匠の存在は、この作品の是非を決める重要な役ドコロである。
そんな重要な役ドコロを演じるのは、三木眞一郎氏。
実は、本作を聴いて、腐国ノ狂王、思ったのだが、この「初助」役こそが、氏の過去のどの役ドコロよりも、ミキシン氏にハマっている役ドコロであって、氏の実力とその魅力が最大限に発揮でいているのではないかと。氏の持つ、独特の囁くようなヴォイス。でもどこかに「陰湿」な「湿り気」のようなものを含む癖のあるヴォイス。そんなヴォイスが、この「初助」には本当にハマっている。その湿り気のような陰湿な響きは、そのまま、聴く者に、初助の非尋常さ、さらには、薄幸な過去をも想起させてくれる。落語を聴かせるシーンも多く、声優としての演技力も大きく要求される役どころであったことだろう。ご本人はいつもフリトなどでも多くを語りたがらない方でいらっしゃるが、この「初助」役には相当な思い入れをもって取り組まれたのではないだろうかということは、容易に想像できる。そんな「声優魂」みたいなものが、聴く側にも伝わってくる、ミキシン氏、入魂の一作であったといえるだろう。
ミキシン氏といって、ぱっと思い浮かんでくるCDは、
「春を抱いていた★★☆☆☆」、「二重螺旋★★☆☆☆」、「影の館★★☆☆☆」などだろうか。どれも大作で、コユ~イオナハシ。「春抱き」のようなかる~い感じのミキシン氏よりは、「二重螺旋」、「影の館」などの方が、執着攻めの役ドコロで、氏の湿り気のあるお声には、とってもよくあっていたが、今回の「座布団」の初助には、「魔性の」とか「妖艶な」とか「ものすごい色気」みたいなものがそこにプラスされていて、ご本人にとっても、BLというジャンルとしても、「華」のある、そして腕の見せどころのある役柄であったのではないかな。と。
それに比べて、「ボーダーライン」の「由利」役だけは、ホント腐国ノ狂王的には「ごっ、ごめんなさいっ」で、全CDを通して最後まで聴き進めていくことができないくらいでした(←ゴメンネ、ミキサン!)。
どんなに演技派の声優さんだって、その役者さんが本当の意味で生かされる役ドコロで、しかも、その役自体も演じ甲斐のある魅力ある役であったなら。
そんな役が、本作の、ミキシン氏の「初助」なのかなと。
そういう意味でも、本作、ミキシン氏を美味しく頂ける作品にしあがっていると思いますよ。

勝平氏。
L~じゃなくて、今回カワイイ役ドコロです。一生懸命で一途で前向きで。義理人情に厚くて。熱演でした。ご本人もフリトで、「「要」役には並々ならぬ思い入れがある」っておっしゃってたけれど、ホント、役に対する愛情みたいなものは、聴く側にもものすごく伝わってきました。落語のシーン、本当にお上手で、「山九亭感謝」としての落語のCD出せちゃいそうなくらいでした。


神谷氏。
こういう男らしい神谷氏も、イイっすね~❤ 
こういう感じ、ちょっと珍しいですよね。「普通」っていう役ドコロ。
でも、このお方が演じられると、もう、只の植木屋のお兄ちゃんでも、色っぽいイイ男になっちゃうんだから、ほんと、魔性ヴォイスです。


激しくオススメの点:
①「座布団 2 初助編」ですかね~。やっぱり。師匠の過去とたった一つの恋。
ミキシン氏、お上手。(黒田さんもシブ❤)

②ミキシン氏の号泣シーン。心、震えます。

③こんなフツーな神谷さんにもチョイ萌え❤

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感動!超オススメ作品☆BLCD 「シナプスの柩Ⅰ・Ⅱ」 [BLCD]

感動!超オススメ作品☆BLCD「シナプスの柩Ⅰ・Ⅱ」
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総合 :★★★★★
ストーリー性:★★★★★
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★★★(特別に星6つ❤)

原作:華藤えれな
出演:小西克幸×野島健児

内容紹介:人には言えない秘密を抱える天涯孤独の美人脳外科医・桐嶋水斗と神業とも言える技術を持つ外科医・樋口洋一郎とが織りなす、「本物の愛」とはどんなものなのかを教えてくれる、感動の名作ドラマCD。


感想:
今回、テーマは「愛」です。そう、「本物の愛」なんですっ。
「愛する者が、例えどんな運命を背をわされることになっても、全力で愛することをやめない男」樋口センセの生きざまに、心震わせちゃってください。もう、ホント、本作、ムチャ感動できる作品でありますよ~!

ハ~イ。正直言って、今回、大本命で~すっ!!!
腐国ノ狂王が拝聴いたして参りました、数あるBLCDの中で、本作、なんと“No.1”
ストーリー、声優様陣の抜群の演技力、BGM。もう、どれをとってもパーフェクト❤な仕上がり。総合的にみて、本作は、本当に「ドラマ」を聞かせてくれる、実に素晴らしいCDに仕上がっております。これは、腐国ノ住人であったなら、たぶん誰でも永久保存版コレクションに加えたいと思う、必須中の必須BLCDであります。

まずは、ストーリー。
えれな様、本当に、感動的なオハナシありがとうっ!!!
心にキました。泣きました。。。。。。。ホントに「せつない」んです。本作は!

腐国ノ狂王の大好物である「記憶喪失」をあつかった作品。正確には「記憶喪失」ではなくて、「子供の心へ戻ってしまった」わけであるが。
サスペンスあり、どんでん返しありの先の読めないストーリー展開で、視聴者は、ぐんぐんと引き込まれていく。でも、どうしようもなく切なく、泣かせられる「見せ場」をちゃんと用意してくれているので、思いっきり「お涙」だせちゃう。そんな「見せ場」としてのカタルシスな場があるから、視聴者の心のもっていきドコロがちゃんとあって、気づけばどっぷり、このオハナシの世界観にハマってしまいます。ラストのオチも伏線がすばらしい形で生きていて、文句なし。本作、ホントに、要所要所の重要なツボをしっかりと押さえた、いやいや、押さえるだけじゃなくて、ものすごい作家様のテクで、的確に押してほしいところをもみほぐしてくれちゃうから、聴いてる側はも~タマんないっ仕上がりに出来上がっております。腐国ノ狂王点、自信をもって、100点満点を進呈致した名作であるので、貴方も、「エレナワールド」へどっぷりと、つかっちゃってみていただきたい。

声優様。
小西氏。うんっ、もう、ステキ~❤
「包容力のあるガマン系な男」を氏にやられたら、腐国ノ狂王のみでなく、腐のつくお方は、もう誰でも完全にシビレますね、断然。
本作は、もう、「樋口」役は、小西氏以外には考えられませんっ。ハマりにハマっています。
氏のヴォイスには、天性のイロケが備わっていらっしゃる。代表的な「イイ男」ヴォイス。でも、そのお声は、ただの「イケメン」ヴォイスというウスッペライ感じじゃなく、いわゆる中身に深みのある「本物のイ/イ/男」ヴォイスなのだ。氏のヴォイスには、「情」みたいなものがあって、「誠実さ」とか「心のあたたかさ」みたいなモノを視聴者に感じさせる魔力があるのである。
今回の小西氏。本作では、そんな氏の魅力が満開❤ 
決して視聴者の期待を裏切らないものとなっておりますので、その「包容力」ヴォイスに貴方もスッポリ包容されちゃっていただきたい。

ま、余談ですが、ここまで「イイ男」がハマる小西氏であるから、腐国ノ狂王としては、逆に氏がメインでのドSで鬼畜攻めのいや~な黒キャラ役っていうのを、一度ご拝聴してみたいものである。今後に期待❤


ノジ健氏。
繊細苦悩系役をやらせたら、ノジ健氏、イイ感じですよね~。
正直、腐国ノ狂王は、ノジ健氏ヴォイスでは萌えを感じたことはございません。でも、腐国ノ狂王が気になる作品の受けでご出演されていることが多いノジ健氏(たとえば最近では「タナトスの双子★★★★☆」とかね)。萌えは感じずとも、「役」にはいつもシックリくるお方で、とっても好感のもてる声優様でいらっしゃいます。「はかない」というか「よわよわしい」というか、「たよりなさげ」というか、そういった雰囲気を出すのがとってもお上手。(それが、抑圧されていたり、苦悩していたりしたら、このお方。もっとイイ感じであります❤)。
しかも、本作ではノジ健氏。「子供返り」という難役。「DR.桐嶋」と子供に戻った「水斗」を氏は素晴らしく演じ分けていらっしゃる。ショタに萌えが微弱なわたくしでも、今回ちょっと「無邪気なノジ健氏」。うん、悪くないかも❤と思ってしまったくらいの、素晴らしい「水斗」であらせられました。
もともとノジ健氏。演技がとてもお上手であらせられるので、本作では、小西氏と名コンビで、とってもよくハマっておられました。

BGM。
このピアノの印象的なBGMったら~!!!!スゴ腕!!!
感動を×2、いやそれ以上にして、見事に本作の世界観を盛り上げております。特に、ラストでの心にふか~く染み入る美しいピアノの旋律は、BEST OF BLCDの座を飾るにふさわしいEDで、心震わされた腐国ノ狂王でありました。
今は亡き、サイバーさん、本当に作品のイメージを壊さない良質なCD作り。お見事です。

とにもかくにも、本作、「本当に聞いてよかった」と思える一作にしあがっております。
是非、貴方も、この作品をiPodに落として、就寝前に部屋を暗くし、目を閉じてじっくり聞いていただきたい。そして本作の世界観にどっぷりと深く深く落ちて行っていただきたい、そんな作品なのである。


激しくオススメの点:
① CD1-Track03。嵐の夜、窓辺で起こる事件。「まさか、まさかっ!」な展開。イタすぎる。。。。もう、まるで映画を見ているかように映像が浮かんできて、引き込まれる。

② CD1-Track05。水辺での二人のシーン。ムチャ素晴らしいっ~~!!!
このシーンに腐国ノ狂王は、「BEST OF BLCD」賞を進呈したい。
深く視聴者の心をえぐっていく、美しくもせつないシーン。
このシ-ンで拝聴できる、心の奥底から搾り取るような声で心情を吐露する小西氏のセリフ。神降臨です。涙なしには、ホント、聴けません。。。。

③原作では、二人のその後のプチ・エピが載ってますので、ご興味をもたれた方は、原作の方もお手にとってみては?



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岸尾D美人受けのスリル満点のストーリー★BLCD 「夜ごとの花」 [BLCD]

岸尾D美人受けのスリル満点のストーリー★BLCD「夜ごとの花」
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★☆☆
H濃度 :★★★☆☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:高岡ミズミ
出演:森久保祥太郎×岸尾だいすけ

内容紹介:学校教師・吹雪が帰宅すると、偶然にもドア越しに目にしてしまったのは、吹雪の兄・伊月が男とキスをかわしているシーンだった。しかも、なんと、その男は、吹雪が過去に一方的に捨てた年下の恋人・成尭であった!それ以来、成尭は、純真な伊月の目を盗んでは、確信犯的に吹雪に背徳行為を強要するようになり。。。。。岸尾D美人受けでお届けする、スリル満点のストーリー。

感想:今回は、「背徳」。背徳ですよ~❤
「愛する誰かを裏切って行う行為」ってなんてス/テ/キ❤
今回は貴方もその「背徳感」をたっぷり味わっちゃってください。
ストーリーは、「いいぞ~、成尭、GO!GO!」的に展開していくから、基本的に期待を裏切らない。ドキドキ感も味わえる。イイ感じでストーリ-は進行していくのではあるが。。。。最後の最後でのオハナシのオチドコロが「?」 な感も否めない。
ま、いいかっ。ラスト寸止めまでの過程を楽しめれば、OKということにいたしましょ。

声優様ダンギ。
今回の声優様ダンギのターゲットは、ズバリ「岸尾だいすけ」氏こと「岸尾D」氏。
いや~。実は、腐国ノ狂王、氏には特別な思い入れがあるんです。
氏との出会いは、お恥ずかしながら、乙ゲー「金色のコルダ」の「柚木梓馬」でありましたっ。黒キャラが大好物のわたくし。この「柚木様」キャラに並々ならぬ「愛」をいだいちゃっているのでありまして、黒柚木の激甘なセリフの数々にいろんなおシルが出まくった時期がございましたっー。ですから、岸尾氏の低音ヴォイスを聞くと、腐国ノ狂王の脳内自動変換装置はパブロフの犬と化して「よだれダラダラ+ホイホイシッポ振っちゃう」作動してしまうのであります。TVアニメ「ヴァンパイア騎士」の「玖蘭 枢」ヴォイスなんて、わたくし、もう、聞いてるだけでイキそうです。そんな個人的思い入れがあってか、今回、腐国ノ狂王は、「岸尾D。低音ヴォイスの魅力を伝え隊」の隊員として、ここでウンチクを述べさせていただきます。

氏は結構ショタ系ヴォイスで数多くのBLCDご出演されておられますが。。。。。正直、腐国ノ狂王、うぐぐぐっ、苦手かも。。。。「岸尾D氏の喘ぎ」!!!!(←岸尾氏ゴメン!)
高音すぎるっていうか、デェフォルメしすぎるっていうか。。。。どーしても萌えることができましぇんっ!ホントウニ、ゴメンナシャイ!!!
わたくし、基本ショタ系には萌えが微弱なため、それも手伝ってか、氏の喘ぎ。不得手でございます。というわけでそのテの作品以外で。ダンギのターゲットはあくまで「低音もしくはやや低音ぎみの岸尾D氏」でありますので、ご注意くださいっ。

腐国ノ狂王が独断で決める岸尾D氏ベストBLCD:
低音攻め:
① 「風花★★★☆☆」Track03+Track04がよろしいですぞ~。鬼畜攻めです❤ 受ける平川D氏もまけてませんっ。イ~イ反応っぷりです。ストーリー自体もナカナカ楽しめます。ま、腐国ノ狂王的には、鬼畜が改心されちゃうのが、たまにキズだけどっ。オススメではあります。
② 「仮面侯爵に囚われて★★★☆☆」内容ゼロ!でも、腐国ノ狂王的にはキライじゃありません。氏の貴重な低音攻めが拝聴できるので、このトーンのヴォイスに萌えが感じられるお方には、オススメできます。

低音受け:
① 「舞踏会の手帖 〜Un Carnet de Bal〜★★★★☆」ズバリ低音です!!!
しかも妖艶な誘い受け(Track2とTrack04)。イイっ! オススメでっす!あの伝説の「春抱き」の「冬の蝉★★★★☆」をちょっぴり彷彿とさせる、同系列のこゆい世界観とストーリーも楽しめちゃうので、是非ご一聴あれ!

②「最果ての君へ★★★☆☆」本作は、「やや低音ぎみ」であって正確には「低音受け」ではありませんが、氏の喘ぎの中では控え気味であります。まあ、わたくしにはこのくらいの方がちょうどよろしいのでありますが❤

ま、ちょっと岸尾氏から話題は反れてしまいますが、腐国ノ狂王、どーしても一言触れておきたいことがございますっ。そ、それは!本作「最果ての君へ」で、またまた神谷氏の神演技に出会えちゃうんです❤きゃーっ!
プッハ~。たった数回の喘ぎ声。それなのに、それなのに!!!
ワンダフルすぎる!!!!神谷氏の演技力は恐るべし魔力をもっております。すばらしいっ!!!! (神谷氏に関しては、本当に語りたいことがありすぎますので、後日、記事をまとめさせてください)

ところでこの「最果ての君へ」。オナハシはベタな運びですが、昼メロのような雰囲気で、なかなかどうして悪くありません。考えようによっては、岸尾氏を頂きながら、神!神谷氏まで頂けちゃう、けっこうオイシイCDなのであります。



と。。。。。
ここへきて、岸尾氏を語りつくした感もありますが、残念な点だけあと、ひとこと。ふたこと。
それは、作品ではなくて、岸尾D氏の「フリト」であります。氏メインのフリトを聞いていて、いつも思うのですが。氏は、本当に自由人であらせられます。正直そのご発言、「イラッ」とくること数十回。
というのも、氏の自虐的なセンスがなせるが故なのかもしれませんが。。。
でもでも、例え、ご本人様が、そんなチョイ・ウザなキャラでいらっしゃったとしても、
腐国ノ狂王。氏には大変な思い入れがございます。❤
「低音ヴォイスで妖艶な役ドコロ」が本当に本当にス/テ/キな岸尾D氏。
今後も、もっともっと「極艶な低音ヴォイス」の喘ぎを聴かせていただきたい。
ただし、「デフォルメ禁止」でねっ!

激しくオススメの点:
① Track04後半+Track08のマッパシーン。背徳感たっぷりのBGMがまた雰囲気を盛り上げてて、イイ感じです。
② 「森久保」氏の記念すべき初攻めが拝聴できるトコロ❤


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エロ重視といったらコレ!BLCD 「3シェイク」 [BLCD]

エロ重視といったらコレ!BLCD「3シェイク」
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総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★☆☆☆☆
H濃度 :★★★★★
腐ノ狂王点 :★★★★☆

原作:秀香穂里
出演:鈴木達央×武内健
   高橋広樹×武内健

内容紹介
自身も元モデル出身の敏腕美人マネージャー・「岡崎」は、事務所の高慢なイケメン若手新人俳優・「幸村」を売り出すため、人気映画監督・「佐野」のもとへ新人売り込みに出かけるが。。。
武内氏総受けのめくるめくトンデモ3Pエロエロワールド!!!

感想:
もう、とにかく、3Pですよ、3P!!!
ハッキリ言って本作、とってもエロ~いで~す❤
ストーリー性ほとんどナシ!でも、全然大/丈/夫。だってエロさがソコを充分すぎる程、補ってくれるから❤

そんなマッパ祭りで大活躍していらっしゃるのが、そう、このお方!
もう、これは、健ちゃん氏こと「武内」氏をいただくためのCDでございます。
ああ~サイコ~に美味でした❤
「健ちゃん」氏は、腐国ノ狂王の大好物の声優様でいらっしゃいます。とにかくこのお方、「美人」ヴォイスがすんごくハマる。
もともとお声そのものに、なんともいえない「ツン」的な成分がすでにもりこまれちゃっているというか、とにかく、このお方。天性の美人ヴォイスをお持ちであらせられて、そこが腐国ノ狂王にはタマラんのであります。

以前氏は、ショタ系ヴォイスメインでおられたが、正直この頃の氏に、腐国ノ狂王はなんの魅力も感じなかった。ショタ系ヴォイスの武内氏では、他のショタ系声優さんと何の差別化のつけようのない、これといって特徴のない声優さんという印象しか受けなかった腐国ノ狂王であった。
が、ここにきて、(氏にしてはやや低音気味の、天性の「ツン」成分を含んだヴォイスで)美人役を多くこなされるようになったトタン!!!
健ちゃん、なんてトレヴィアン❤ 光ってらっしゃる!!!もう、ピカピカである!!!
ホント、腐国ノ狂王は氏にヤラれちゃっているのである。
BLCDWIKIでは、武内氏の低音ヴォイスに違和感を覚えた方、かなり多かったようですが、腐国ノ狂王的には、トンデモゴザイマセン!!!わたくしは、断然、武内氏の「低音ヴォイス受け」がスキですねっ。

たとえば、ざっと浮かぶだけでも、脱ショタ系では、「全寮制櫻林館学院~ルネサンス~★★★★☆」(←特にオススメ)、
「KEEP OUT★★★☆☆」、「うちの巫女がいうことには★★★☆☆」、「嘘と誤解は恋のせい★★★☆☆」、「スウィートルームに愛の蜜★★★☆☆」などなど。(前述の作品は必ずしも低音受けとは限りませんが脱ショタという意味で挙げてみました)「これらの作品は、まさに、武内氏の、「魔性のプチツン」成分を含んだヴォイスが堪能できる美味しいCDでありますので、ご興味のある方はそちらの方も是非試していただきたい。
きっと貴方も、「武内健、脱ショタ系応援し隊」に所属したくなるはずである。

そういえば、よーく考えてみると、武内氏は、系列的には、「千葉進歩」氏の路線だろうか?
腐国ノ狂王的には、千葉氏と武内氏は、同系のグループに所属されているような気がする。
両者とも、「線が細くて、色白で、髪が長めのチョイ女王様気質の美人」みたいな役がホントピッタリ❤
今後も、バンバン、この路線モノで、腐国ノ狂王を喜ばせていただきたいものである❤

そんな美人を攻めるは「たっつん」氏こと、鈴木達央氏。このお方も、いつもの「いじめっ子」ヴォイスで、ようございました~。
高橋氏も、大人のネチっこい、まるで「なっとう」のような粘着質な攻めで、こちらもよろしゅうございました。

ま、最後に残念な点。
キッチックなBGMと挿○時の「グチャ・ピチャ」っていうSE(soundeffect)がちょっとヤリスギかも。


激しくオススメの点:
①武内氏「低音ヴォイス」総受け。
健ちゃん、喘いでる喘いでるっ!!!
しかも「嫌がってる受け」ってホント、ス/テ/キ❤

②奈良様のイラスト❤ もう、このお方、ステキすぎますっ!!


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英田サキマジックの傑作☆良く出来たストーリーとその世界観にずッポリハマれる☆BLCD 「デコイ 囮鳥」+「デコイ 迷鳥」 [BLCD]

英田サキマジックの傑作☆良く出来たストーリーとその世界観にずッポリハマれる☆BLCD 「デコイ 囮鳥」+「デコイ 迷鳥」

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総合 :★★★★☆
ストーリー性:★★★★★
H濃度 :★☆☆☆☆
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:英田サキ
出演:子安武人×近藤隆
   三宅健太×鳥海浩輔

内容紹介:
「謎の殺し屋」×「記憶喪失の男」。「その筋のお兄様の部下」×「その筋のお兄さま」。
2カプ・パラレル同時進行形式でおとどけする、英田サキ「ミステリアス・ハードボイルド・ワールド」。

感想:
正直、本作はマッパシーンが極貧であります。が、ストーリーは極上であります。
例えマッパが少なめだって、こういうオハナシ、
ホント大っスキっす❤
よく練りこまれた台本。伏線てんこ盛り。視聴者は、まるでばらばらなパズルのピースを完成させていくような感覚で、ストーリーを聴き進めていくことができる。そして、そのパズルピースがすべてハマると、ハナシ全体がぜんぜん違った顔をもって見えてくる。
すばらしいストーリー構成です。
そして、なにがこの作品、イイって、それは、「オチ」です。
そう、オハナシのオチドコロが、ちゃんとすっきりオチているトコロ!
だから聴き終わって、気持ちイイっ!

そういえば、こんな「落ちるところに落ちるオチ」は、岩井俊二氏の「フライドドラゴンフィッシュ★★★★★」以来かも。「ひねりのあるラスト」。イイ意味で読者や視聴者を裏切るオチを用意できる作家様というのは、腐国ノ狂王的にみれば、良質の作家様なのである。
そういう点からみると、英田様。すばらしい作家様でいらっしゃいます。
作品表題も、巧妙でお見事!!!いうことなしですっ!!!
本作品の最大の魅力。
それは、この極上のストーリーにあるのは、もう、まちがいありませんなっ。


さて、次は声優様ダンギ。
カプ1:
いや~。子安氏。以前もこの件に関しては腐国ノ狂王的見解を述べておりますが。。。。。
「火野」は「ちょっと、ちがうだろ~」感は、正直、ぬぐえましぇ~ん!!!
「火野」は「謎な男」設定なのですぞっ!しかも美人+長髪ときてるっ!
ど~がんばっても、腐国ノ狂王の耳には、子安氏ヴォイス、コメディヴォイスにしか聞こえませんでしたっ。(←ゴメンネ、子安様。。。)

対して、受けるは、近藤氏。とってもイイ感じです。「運命に振り回される男」。イメージにかなりあっておられました。氏は、う~ん、なんて言えばいいのかな。ちょっと含みのある、言い方を変えればなんか裏のある、「黒」の部分を隠しもった感じの役が非常にハマるお方だとお見受けいたしました。たとえば、「FLESH&BLOOD★★★★☆」での「ラウル役」や、「タナトスの双子★★★★☆」での、「ミハイル」役のような、「黒」を含んだ役ドコロを近藤氏にやられるとホント「キラリ」と光られる。とっても魅力的になられるように思われる。本作では、「黒」ではないが、それなりに含みのある「影ある」役どころ。氏の「苦悩」っぷりや「あわれなコマっぷり」が、腐国ノ狂王としては、とっても美味しくいただけたのでした。

カプ2:
いや~。「鳥海氏」。氏は、もう、永遠の“ヤングマン“であられますっ。拍手!
あとは、個人的に欲を言っちゃえば、今回、もうちょっと低音ヴォイスでもよかったかなと。
「三宅」氏は、こういう役どころ、ほんとハマリますね。「願い叶えたまえ」のときもそうでしたが、今回もそういった「自制心の強い忠実な部下」という役どころを好演されておられます。

最後にひとこと。今は亡き、サイバーフェイズさん。本当に名作ばかりあつかってらっしゃいますっ。
サイバーさん制作のCDは、原作のイメージを壊すことのない、良質なCDでありました。ホント、残念。でも、素敵な作品をCDとして、たくさん世に送り出してくださったその偉業に感謝です。ありがとっ。


とにもかくにも、本作、聴いていただければ、ご満足いただける作品であることはまちがいない。原作者の仕掛けた巧妙なストーリーのトラップに、貴方も思いっきり、ハマっちゃっていただきたい。

激しくオススメの点:
①言わずと知れた、このストーリー自体。
②近藤氏の受け。マッパシーンが少ない中でも、近藤氏ダーク受けは、とっても美味しくいただけます。
③「迷鳥」CD1-5。火野のセリフ。
④「迷鳥」CD1-5。近藤氏の苦脳っぷり。サイコー!
⑤BGM。どこか悲しげな、繊細なBGM。作品イメージを大切にしていて、とってもよい。


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壮絶な神演技!わちゃご出演最高傑作☆BLCD 「COLDシリーズ」(全)  [BLCD]

壮絶な神名演技!わちゃご出演最高傑作☆
BLCD COLDシリーズ(全)
     「COLD SLEEP」
    +「COLD LIGHT」
    +「COLD FEVER」
    +「LAST FEVER 四季」 
    
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総合 :★★★★★
ストーリー性:★★★★☆
H濃度 :★★★★☆
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:木原音瀬
出演:羽多野渉×野島裕史

内容紹介:
車両事故により大けがを被い、記憶喪失となった主人公・高久透は、友達と名乗る見知らぬ男・藤島啓志に引き取られ生活を共にすることになる。透はやがて藤島を愛しはじめるが、藤島には、透の愛を受け入れられない秘密があった。そして、ストーリーは、視聴者の想像を超えた信じたくない驚くべき展開を見せていく。。。。。

感想:
本作、本当に衝撃作である。かなりエグい内容となっている。その上、イタい。体も心もイタすぎるオハナシなのである。しかし、どんなにその内容がエグくても、どんなに体と心がイタく感じてしまっても、視聴者の心を掴んで離さない魅力を持つ作品が本作なのである。

本作「COLDシリーズ」は、数あるBLCDのなかでも、超大作中の超大作である。
それは、聴きごたえの点から言っても、ストーリー展開の点から言っても、声優様の白熱の演技の点からいってもという意味である。

まず、原作者様「木原」様。本当にすばらしい台本である。本作は、3巻から構成されているが、3巻ともそれぞれ、まったく違う顔を見せてくれる。本作にはだらだらとしたストーリー運びはみうけられない。CD1では記憶喪失というミステリアスな展開。CD2では、衝撃的な過去が明らかにされ、また、CD3では、想像もつかないびっくりな展開。ストーリーの先が読めない読者は、グイグイと本作に引き込まれて飽きることがない。エグいストーリーであるはずなのに、無器用な二人の心のせつなさとすれ違いが絶妙で、聴く者は心を締め付けられるような想いを抱かせられる。
そのテクは、本当に素晴らしいものがる。このCDが素晴らしい出来にしあがっているのは、間違いなく、「木原」様の書かれた台本の実力があるからに他ならない。
ただ、腐国ノ狂王的に言えば、本作もいつものパターンで、ラストの締め具合が弱いと感じてしまうのは、正直否めない。ストーリーの衝撃度が高ければ高いほど、ラストがどう結ばれるかという期待度も高くなるのが世の常である。ラストの海辺のシーンは、これだけの超大作のEDをかざるには、あまりにも物足りない。CDからiPodに落とす際、続きのトラックをうっかりミスで消去してしまったのかと本気で思ってしまったくらい、ぶつ切りである。腐国ノ狂王は、いつもBLCDを聴く際は、就寝時にベットで電気を消し、目を閉じ、集中して聴いてその世界へ入っていくように心がけているのだが、今回ばかりは、ベットからでるおっくうさも忘れて思わず飛び起き、電気までつけちゃって、CDを取り出し、ラストシーンを確認し直してしまったほどである。
作者の言いたいことはわかるが、やっぱりどー考えても弱い。腐国ノ狂王としては、ラストにもっとなにかがほしかった。なにかこう、「長くてハードなこのストーリー」を背負えるだけのふか~い余韻みたいなもの。
そう、BGM効果をバンバン効かせた「思い切り涙しまくりで終わる感動ラスト」。ここまで聴いてきた視聴者の思いみたいなものが、ドドドッとまとまって流れ落ちる滝壺みたいな場所が用意してあったなら。。。。
欲を言えば、これがほしかったな。。。。


次に声優様。羽多野氏。パーフェクトである!!!!聴いている方は、ほんとうに氏の演技に心を打たれます。CD1の記憶喪失の透では、ニュートラルな感じ。CD2では、藤島を好きで好きでどうしようもないヘタレワンコ(←最近では「ターニングポイント★★★☆☆」なんていうのもありましたね)を。CD3では、衝撃の豹変ぶり。透という同一人物でありながら、各CDごとにまったく違った演技を要求される。こんな難役を羽多野氏は見事に演じ切られておられる。
このお方、本当に演技力が最近目覚ましくUPしておられるようにお見受けします。
過去作では感じることのできなかった「深み」が、本作や「課外授業」にはしっかりと感じられます。個人的には、氏のヘタレワンコもかなりスキですが、やっぱり、腐国ノ狂王としてはヤンデレ系の方がずーーっと、その実力が発揮できると思いますし、断然その方がわたくし好みですねっ。CD3の氏の白熱の演技っぷりは、なにも衝撃的な暴力シーンのみじゃなく、透の心の葛藤のような繊細部分。そう、無器用で自分をうまく表現できない「じれったさ」、自分でももうどうしていいのかわからない「心の混乱」、「誰からも必要とされていない」とわかったときの深い絶望と恐怖感。。。。
そういったこの作品の核になるような大事にしたい感情を羽多野氏はしっかりと把握されておられました。しかもそれをパーフェクトな演技として昇華なさっておられた。ホント素晴らしい声優様でいらっしゃいます。腐国ノ狂王は、最近益々羽多野氏にメロメロ❤ 
大注目のBL俳優様として心より、お慕い申しあげておりますっ。

それを受けるは、藤島を演じておられる「野島兄」氏。
正直、フリトを聞くまで藤島さんだれやってるんだろ?と思ってしまったほど、お声の感じが野島兄氏らしくなかったように感じられました。終始、感情を押し殺したようなもの言いであったからかもしれない。「藤島」役は「透」役以上に難しい役どころである。その藤島の隠しとおさなければならない献身愛っぷりは、聴く者を心を打つ。。。。はずなのだが、正直、腐国ノ狂王には、あまり印象がない。それは、藤島の「押し隠くさなければならない透への切ない愛が感情として噴き出すような「場面」や、藤島の切ない心情を吐露する「セリフ」が用意されていないせいかもしれないが、とにかく「藤島」があまりみえてこない。聴く者に「藤島」が感じられない。「藤島」という人物についての情報量は本作にはやまほど出てきているのに、なぜか聴く側としてはイマイチ感情移入しにくい。そりゃ、藤島の、透のすべてを受け入れる行動そのものを見ていれば、「言わずもがな」ということで、けなげたし、充分切ないし、イタイし、なーんかしらの藤島に対する「思い入れ」みたいなものが生まれてきてもよさそうなものなのに。。。どーも「印象が薄い」と感じてしまうのは、わたくしだけであろうか?
唯一、印象的ともいえる藤島の心情吐露シーンは、CD2のラストあたりのシーン。「もしこのまま透を受け入れてしまったのなら、透の記憶がもどったとき、すべてがなかったことにされてしまう。。。。」ようなこといってるトコロっ!!ここまで透にかかわっておきながら、その程度の覚悟だったのかよっーーっていう、ちょい優柔不断な心情の吐露くらいな程度におさまってしまっていたからだろうか。。。。藤島さん主役のはずなのに!もっとなにか他に言いたいことがあるだろうって、ちょっとつっこみいれてしまいたくなるわたくしでありました。ホント、藤島、悲しいくらい弱すぎる印象である。これは、もちろん野島兄氏の演技がどうこうっていうんじゃなくて、ただ単に出番的に、もうすこし、野島兄氏の「藤島」としてのコレっていう「泣き所」の見せ場シーンがあってもよかったのではないだろうかと、残念な気がする。透の心の動きはよく伝わってくるのに、藤島の心の動きにあまりスポットが当てられていないのが残念だ。CD3なんて、心情的にみれば藤島さん、ほとんど「お留守」状態じゃないかっ!!!
例えば、暴力にひたすら耐えるシーンで、ドアを隔てた向こう側のシーンで「声を押し殺して泣いてみる」とかめちゃくちゃ「切ない」セリフを言ってみるとか。。。。ガチな泣きシーンのサービスがあったら、もっと野島兄氏を美味しくいただけたのかな。。。。と腐国ノ狂王はちょっぴり思ったりしたのであった。


とにもかくにも本作品、ブ厚いステーキ3枚完食したようなやりきった感たっぷりな作品である。
こゆいオカズを食したい貴方。ぜひ、一度、本作をお試しいただきたい。


激しくオススメの点:
①腐国ノ狂王的には、CD2が一番好きである。特に羽多野氏のワンコっぷり。波多野氏の「好きだ。。。。好きだ。。。。好きだ。。。」は、もう、ホント神演技である。
(後々の展開を知っている者にとっては、このシーン。切なすぎて、胸を引き裂かれちゃうのであります。)

②CD3の公園のシーン。羽多野氏。ブラボー!

③藤島母は、もう松本清張の「鬼畜★★★★★」を想わせる、狂気っぷり。一聴の価値アリです。

④全編苦しかった本作。
せめてもの救いは、CD2の「アカイハナ」と「四季」での甘いお二人にも出会えたこと。。。かな。

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