9月の新譜チェック★BLCD「憂鬱な朝2」+1 [BLCD]

9月の新譜チェック★BLCD「憂鬱な朝2」+1

健気な執着攻め羽多野氏×低音苦悩受け平川D氏。
もうコレだけで、わたくしにとっては、夢のようなカップリングです。
して、出来栄えの程は?
憂鬱な朝2.jpg
総合 :★★★☆☆
ストーリー性:★★☆☆☆
H濃度 :★★★★☆
腐ノ狂王点 :★★★☆☆

原作:日高ショーコ
出演:羽多野渉×平川大輔

内容紹介:
若き子爵執着系健気攻め×美貌の苦悩系家令。
「全ては久世家の爵位存続のために」。美貌のやり手家令兼教育係「桂木」によって、幼くして家督を継いだ子爵の「久世暁人」は、厳しい教育を受けてきた。その期待に添えるよう健気に必死で桂木に従ってきた暁人。やがて成長した暁人は、桂木を愛し、彼に執着するようになるのだが……
華族制度という閉塞的な特権階級世界に囚われ、さらに揺れる近代日本の時代の波に翻弄される時代モノ、クラシカル・苦悩系ラブロマン。


感想:    *内容に一部ネタバレを含みます

++ストーリー。++
いわゆる、ベタな言い方をすれば、昼メロですね。
全体的に暗くて重い雰囲気。
こんなに条件がそろっているのだから、わたくしの大好物、退廃的耽美系でもよさそうなものなのに。なぜでしょうか。扱っているテーマといい、世界観と言い、雰囲気といい、耽美的な要素は満載なのに。なぜだか耽美感が感じられないから不思議です。耽美な感じはありませんが、間違いなく、その世界観には、思いっきりどっぷり浸れる作品であることを保証いたします。

この作品を一言で言うと、
「御家のために」という華族階級独特の美学というのが、このストーリーを貫く全てですね。
この意識が、全てを複雑にして二人の恋路を狂わせるという、メロドラマです。

1では絶対に崩れないクールだった桂木だが、「憂鬱な朝2」では、そのかたくなな態度にもやっと変化が!
2のCD2のラスト。なんと暁人に対して大胆な自発的エロシーンアリ! 濃厚です。
ココ。
間違いなく視聴者として聴きどころですかね。しかも長いし。
「開いちゃうんですか、心? このままどどどどっと、いっちゃうんですかぁ?デレちゃうんですかぁあああっつ」と言う感じで。ちょっと感動です。ま、その幻想も、もろくも崩れ去るラストですけどね……。

このラストからすると、今度は、桂木が健気になる番なの~? 
ねぇ、ねぇっ~、あなたの番なんですかぁあああっつ!
っと、想像が尽きません。
いずれにしても、緊張感が増してきました。これからの展開が気になります。
わたくしは原作未読ですが、さすがコミック原作。当時の映像が浮かびやすいストーリー構成になっているように思います。原作のコミックの方は年に一度のペースらしいです。1の方は、原作コミック一巻+二巻を、今回は、三巻をCD2枚組に、ということですから、丁寧に念密に という印象。
今回2の内容としては、必死でフラグを立てたって感じです。
が。その甲斐あってか、ラスト、激動の予感……。すれ違う思い……。高まる感情! 切なっ! そしてっ!
「えええっ~」ってな展開で終わってます。

続きが気になるBLCDとしての憂鬱な朝3は、このままのペースでいくと、どうやら来年ということになりそうです。まさに、ファンにとっては、放置プレイ。一年間は結構長い。
でも。しかたないですね。イイ子で、大人しく待つことにいたしましょう。


++声優様。++
羽多野氏。いや~。ホント、大好きな声優様です。
その演技力は、最近、本当に目を見張るものがあります。 
巧い。
魅せる。
本当に、せつない心情を乗せるのが上手な声優様だと思います。
今回も、その期待を裏切りません。
「健気」。
もう、これは、彼の専売特許ですね。
そしてそれに加えて、過去作ではもうお墨付きの「執着攻め」ときていますから。
もう、ハズすわけがございません。
文句のつけようがありません。
パーフェクトです。

平川氏。
わたくしは、とにかく平川D氏の苦悩系受けが大好物なんです。
感情を見せない。絶対崩れない。そんな完璧なクールビューティー。
敬語ってところも、かなり萌えポイントではありますね。
しかも、低音で受け!
これに、コーフンせず、一体 何にコーフンせよと?

松山氏。
いや~。悩殺的なエロヴォイスですよね~。
フツーにしゃべっているだけなのに、エロすぎる。
とにかく、エロすぎるのです。



++マッパシーン。++
ソートー激しいのは、ものすご 想像できます。
でも。 むちゃ 押さえてます。

え?えっ? そのドタバタ音! なになに? 一体そこで、何が営まれてる?
と、想像力がかなり刺激される出来になっております。

何度もいってますが、とにかく、私は、「課外授業+個人教授」以来、
平川D氏の苦悩受けが、とにかく 大好きなんですっ。
でも、ストーリー的に「気持ちを表に出してはいけない」設定になっている故、その苦悩しているお声自体も、あらわにするのは禁じられてるようです。
で。
「濃厚キス」音が、すごいんです。
文字通り、コユイです。
「あ、うっ、ああっ、ぐぐっ」が、妙に~やばい。
だからなのか?
余計に、激しさがビシビシ伝わってきます。
もう、平川桂木~。どんなになっちゃってるの~?

対する攻めは、羽多野氏❤
もう、ワイルドな息遣いがたまりませんね。かなり 雄が入ってます。
感情が迸る感じ?っていうんでしょうか。
「桂木……桂木……」と口では健気でとてもか弱く切なく……。
でも、行為は、情熱的で攻撃的。
うん、うん。流石です。
私は、羽多野氏の攻めがホント好きで、今回、
まさに 「期待通り❤」で、大満足でした。


特典のキャストトークCDも、長めで楽しめました。


ということで。
ああ~。9月の大目玉。どれも、とっても美味でした。
大満足です。
こんな調子で、BLCD黄金期を彷彿とさせる 質のいいCD、
今後も 期待したいですね。

あと……。
ちょっと思ったのですが、
古い良作のCD化って、今さら ないんでしょうか?


激しくオススメ:
①2のCD2TRACK3。 
「めずらしいな。食事中音を立てるなとあれほどうるさかったお前が。僕も嘘はうまくないけど、お前だってひどいものだと思うけどな」
くぅうううtっ!波多野暁人の黒い発言。ブラック好きの私にはたまりません。
さらに、
平川桂木を前にしての、波多野暁人の絶叫と切ない心情を吐露する場面っ~!!!
「お前は僕を……僕を……ずっと騙していたのか?」
「信じる?信じるだって?……だって最初からお前は僕を捨てるつもりだったんだから!」
「結局お前はあの時から全然変らない。変わろうともしない。なのに今さらお前の何を信じろっていうんだよ!」
――聴く者の心を打つ何かが、波多野氏の演技にはありますね。神々しいくらいで、実にトレヴィアンです。
実は、わたくし、絶叫萌えだと、今、気付きました。
絶叫LOVEです。


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