9月の新譜チェック★BLCD英田サキ「ダブル・バインド1」 [BLCD]

9月の新譜チェック★BLCD英田サキ「ダブル・バインド1」

キタ―――( ゚∀°)―――!! 大大大本命!
して、その出来栄えは?
ハイ。
満点です。
出し過ぎ?
いいんです。
もう、久々に、コーフンしたんですからっ。
出し惜しみいたしません。
いいんです。
今回は、これで、いいんです。

ダブルバインド1.jpg

総合   :★★★★★
ストーリー性:★★★★★
H濃度   :★★★★★
腐ノ狂王点 :★★★★★

原作:英田サキ
出演:森川智之×興津和幸 
   大川透×鈴木達央

内容紹介:連続猟奇殺人事件を目撃した17歳の多重人格者「真宮」を巡って、事件担当デカ「上條」と真宮の保護者である臨床心理士「瀬名」は再会した。実は二人は、高校時代剣道部で先輩後輩だった。昔、女の子のように可愛かった瀬名は、今では美人だけど嫌味なツンデレに大変身。はじめは戸惑っていた上條だったが、やがて瀬名へ惹かれていく。
しかし、「瀬名」には、昔付き合っていた忘れられない恋人がいた。それが、従兄である「新藤」だ。しかも、ヤクザの若頭の新藤には、現在、愛人の「葉鳥」がいた。
連続猟奇殺人事件というサスペンスと、英田サキ定番の2カプ・パラレル・ラブストーリーでお届けする、聴きごたえたっぷりのハードボイルド・ワールド。


感想:
それはまるで。
TVドラマでいえば、
刑事コロンボの原作者に、コロンボの活躍を期待するように。
アニメでいえば、
ドラえもんには、ポケットの中身についつい過度に期待をしてしまうように。
BLでいえば、
英田サキに、スト重視のハードボイルド路線で2カプ・パラレル・ラブストーリーを期待してしまうのが、ファン心理というのも。
だって、ファンはそれが楽しみで、彼らのワールドを味わいにくるのだから。

なんだか、まわりくどい妙~な例を出してしまいましたが、つまり言いたいのは、
この作品が、英田サキの王道をゆく作品だということ。

ファンの誰もが震撼した、英田サキワールド。
まんまです。
BLの枠を超えたストーリー展開。
魅力的なキャラ。
軽妙な会話。
ツンデレ美人とお約束のヴィッチなマッパシーン。
もう、何もかもが、そこに展開されておりますっ!

「計画通り!」 否、「期待通り!」


「愛していると言う気はないシリーズ」、「DEAD LOCKシリーズ」、「Sシリーズ」、「デコイシリーズ」…… 数々ある、英田ワールドで萌えた貴方!
英田センセは、「ダブル・バインド」でも、わたくしたちの期待を裏切りません。

BL黄金期を彷彿とさせる、作品です。
いや~、こういうの、待ってました、ホント。
久々に、昇天いたしました。

++ストーリー。++
ここまでイイ、イイって大絶賛で、前評判◎の「ダブル・バインド」ですから、多分、この記事をお読みいただいている方の大半が、もう原作を読んでいらっしゃるのではないでしょうか? だから、わたくしが今さらストーリーについて云々いう必要もないような気が致しますが、そこをあえて、と、おっしゃるのでしたら、冒頭で散々、口すっぱくして いいまくっちゃいましたが、もう、それは、英田サキ王道モノとしか言い表しようにありません。
骨太で安定したストーリー構成は、相変わらずで、BL抜きでも楽しめる面白さは保証付き。そこに、美人ツンデレ系と少々頭の軽いヴィッチ系の「受け」が各々、あの手この手で、視聴者を翻弄してくれるのですから、こっちは、もう、たまりません。

大満足の作品です。

++声優様。++
森田氏。
もう、皆さま口々におっしゃる通り、帝王ですね、まさに。
安定した演技に、聞く方としてみれば、もう、身を預けっぱなしにできちゃうわけですよ。
絶対外さない。まさに、絶大に信頼のおける、声優様です。


興津氏。
このお方、メインでは、はじめまして ですよね。
よいお声です。でも、どこかで聞いたことのあるような……。
誰だろう? 誰かと誰かのミックスのような……
そんな印象でした。
すごくお上手なんです。お上手なんですが、個性にやや欠けているような……。
卒がなさすぎるような……
初めて聞いたのに、初めてでないような……
なんか不思議な感覚を味あわせていただきました。

ツンデレ瀬名に声質もあっていて、とっても上手にこなされていらっしゃったように思います。でも、喘ぎ声が…… あまり私の趣味ではなかったです……(っていうか、それはたぶん、私の脳内が、勝手に瀬名をゆっちー変換していたことによるものだと思われます。それじゃイメージ違ってあたりまえですよね~←興津氏ファンの方、すみません)

大川氏。
ごめんなさい。F&Bの時も思ったんですが、私、大川氏のヴォイスが、どうしても
ジジヴォイスに聞こえてしまうんです……。(←大川氏ファンの方、ごめんさいっ!)
ちょっと「新藤」の洗練された若頭イメージにしては、落ち着きすぎていたような……
ホント、ごめんさいっ!

たっつん氏。
頭の軽い一途なヴィッチな感はすごく出ていたように思います。
マッパシーンもあっぱれ! むしろ、マッパシーンに、あっぱれ と言う感じですね。
濃厚でした。たっつんファンにはたまらない出来栄えになっておりますっ!

阿部氏。
すんご~く よかったのが、この阿部氏。
イイ!
3重人格をとってもお上手に演じ分けられていらっしゃいました。
密かに私は、阿部氏萌えです。


とにかく、原作を未読の方にも、既読の方にも、絶対に満足のいく作品に仕上がっていることだけは、間違いありません。
激しく、オススメ致します。
ダブル・バインド2。原作も最終巻が近々発売されますし、盛り上がってきましたね。
CDの方も、楽しみです!


++オマケ。++

今回、珍しく原作既読だったわたくし。
だって、あっちこっちで、イイ、イイって、評判がたってるんじゃないですかぁ。
だから、ついつい、原作に手を出してしまったのでありました。

原作を読んでる間、私の脳内で自動変換されていたヴォイスは、こんな感じ。
上条→石川英朗氏 (やや、同級生の原センのイメージ)
瀬名→ゆっちー (ツンデレと言う点で、神谷浩史氏でもいける)
新藤→森川智之氏 (帝王には、やはり完璧なイメージを求めてしまいがち)
葉鳥→櫻井 孝宏氏 (これ、完全に「男が男を……」での素晴らしすぎた氏の演技の影響)

今回のCDのキャスティングとは「全く」かすりもせずに、違ったものの……
って、
まあ、違うのも当然ですよね。
石川氏は、キャッスルマンゴーに主演して記憶に新しすぎてキャラの傾向がかぶっちゃう感じだし、
ゆっちーじゃ、SINPLEXになっちゃう!
神谷氏じゃ、Sになっちゃうし。
櫻井氏に至っては、BLにはもうご出演いただけないわけですし。
森川氏に限っては、私の中では上条と言うよりは、新藤にイメージが近い気がしましたね。
予想を、激しくうわまわるハズれっぷりでしたね、今考えると。

普段、k本的に原作未読なわたくしなので、キャスティングに関して考えたこともありませんでしたが、こうして原作を読んでしまうと、なかなか難しいところですね~。文句のつけどこがないほど、すばらしい出来のCDなのに、どうしても、聴いた感じに違和感を感じてしまう。もったいなさすぎます。
わたくしの場合は、どうも、k本、原作未読の方が、よさそうです。
今後、原作に手を出すんだったら、CDを聴いてから、にしたいと思います。

ところで皆さまは、どうしていらっしゃるのかしら?
原作既読派?
それとも
あえて読まない派?



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